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新卒入社から3年、ここまでできるとは思わなかった。エムスリーキャリアでの成長物語

創業期からの主力事業である薬剤師の人材紹介サービスを担う重要な鍵が、人材紹介のコンサルタント。近年は企業の採用背景や求める人材要件を深く理解したり、求職者に対する面接対策を強化したりするなど、求められる役割が広がっています。2020年に新卒入社した矢髙 美帆の、入社の経緯や業務内容、働き方を紐解きます。

長く働くための会社選びで大切なことは、会社のビジョンと仕事内容だった


──まずは矢髙さんがどのように就職活動を始めたのか、お聞かせください。

最初から医療業界に興味がありました。大学時代に福祉社会学を勉強する中でおもしろそうだなと思ったこと、また家族が病院にお世話になる機会が多く、以前から医療に関係する何らかの仕事に就ければいいなと考えていました。

ただ、「絶対に医療業界!」というわけではなく、大学の先輩が多く就職していた保険業界、それからスカウトメールがよく送られてくる人材業界なども幅広く見ていました。

──そこから選考に進む企業はどんな軸で絞り込んでいきましたか?

いろんな会社説明会に参加して、軸を作っていきました。話を聞いていく中で、私の場合は「会社のビジョン」と「事業・仕事内容」に共感できるかが大切だとわかってきました。

ビジョンに関しては、「業界そのものを良くしていく、利益を最大化するという自社のメリット」と、「顧客満足」という両輪で考えているかどうか。仕事内容については、誰かの助けになり、個人主義でなくチームで成果を出せる働き方ができるかが判断軸でした。

入社の決め手は、一人ひとりの学生にきちんと向き合ってくれる「誠実さ」


──企業研究を進める中で、矢髙さんがエムスリーキャリアを知ったきっかけは何でしたか?

スカウトサイトからのオファーです。医療系かつ人材業界の会社であれば、私が興味を持っていた業界と重なる部分が大きいと思って、会社説明会に参加しました。

その説明会の話を聞いて、ぜひ選考に進もうと思いました。私の希望に合っていると思っただけでなく、司会をされていた女性社員が会社の歴史を楽しそうに振り返っている姿が、魅力的だったんです。

仕事内容についても、お客様や病院への影響力が強い仕事だと思いましたし、「医療×人材」領域ではトップクラスの実績があって、幅広い業務ができそうだなとワクワクしたことを覚えています。

またキャリアパスで、マネジメントだけでなく、エキスパートとして専門性を高めていく道があることも好印象でした。他の企業と違ってエムスリーキャリアでは、本人の志向に合わせてさまざまな活躍の道を作ろうとしている、という会社の姿勢が感じられました。

──実際に選考に進んでから、印象に残った出来事はありましたか?

「こんなにも一人の候補者、学生に時間を割いて向き合う会社なんだ……!」と、ビックリするくらいに素敵だった面接官の方の対応です。

面接で、大学を選ぶきっかけになった本について話したら、その本を次回の面談で会までに読んで感想をもらったことがありました。エムスリーキャリアでは私のことを詳しく知るための会話という感覚になる面接が多く、選考を進めていけばいくほど印象が良くなっていきました。

また、社員の方一人ひとりの誠実な人柄もとても印象的でした。実際の残業時間について聞いたときに、「残業時間が長くなってしまっている社員はいる。とはいえ、どうしても外せない用事があったりすればメリハリつけて早く帰っている」と正直に話してもらえたんです。自分にしっかりと向き合ってくれて、クリアに教えてくれる会社なら大丈夫だろうと思えたので、エムスリーキャリアに入社を決めました。

入社後も、先輩社員を見ていると、しっかり仕事の時間管理をして、早く帰るときは早く帰っています。私自身も実際に働いていて帰りが遅くなってしまうことはありますが、予定がある時はチームの皆さんの力をお借りして定時ピッタリで退勤したりしていますので(笑)。とくに不安はありません。

マニュアル通りにいかないこともある。それがコンサルタントのやりがいであり難しさ


──入社してからの業務内容についても聞かせてください。

入社1年目は東京エリアで、正社員として転職を考えている薬剤師の方の就職支援(キャリアコンサルタント)を行っていました。求職者はもちろん、薬剤師の採用を検討している薬局、ドラッグストア、病院、一般企業など、法人の担当者とのやり取りも行います。

具体的な仕事の流れとしては、まず、当社のWebサイトに登録した求職者のプロフィールや希望条件等を拝見したら、電話で求職者の現況を確認します。そして、経歴と今後の希望をヒアリングしていきます。

求職者の希望を把握したら、紹介候補となる法人を当社のデータベースから検索し、求職者の希望や経験にマッチしそうな求人を求職者に提案します。

法人に対しても、マッチしそうな求職者との面接提案を行い、了解を得て面接日の調整や面接準備に入ります。最近は求職者に対する面接対策にも注力していて、面接終了後に感想を聞き、求職者と法人それぞれに対してフィードバックを行います。

内定が出たら、転職のきっかけや希望条件を踏まえてどの法人に就職したら良さそうかを求職者と話し合い、内定受諾のご連絡や入社に必要な手続きをサポート。ここまでが私の担う仕事です。

──実際に仕事をしてみて、人材紹介の仕事をどう感じましたか?

求職者とどんな関係を築き、対話の中でその方の強みや魅力をどれだけ引き出せるかで、最終的な就職先が良くも悪くも変わります。その意味で、コンサルタントの責任と介在価値が非常に大きい仕事です。

近年は新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響もあり、法人側の採用基準が高まっています。そのため、法人側の採用背景やニーズを深く理解したり、求職者に対してより綿密な面接対策を促したりするなど、コンサルタントとしての価値がこれまで以上に重要になりました。

だからこそ、求職者にとっても、薬局にとってもベストマッチな紹介を実現できたときは、大きなやりがいを感じる瞬間です。また、私たちは入職後も定期的にご本人と連絡を取って、状況の確認をしています。その際には、自分がサポートしなければという責任感を感じる反面、入社後のお話を聞くこともできるので、大きなやりがいを感じられます。

一方で、大変だと思うこともあります。当社では求職者へのヒアリング内容はマニュアル化されていて、必ず何を聞くか決まっています。しかし、ときには求職者ごとに特定項目を重点的にヒアリングしたり、ヒアリング項目にはなくても重要な情報をその場で個別に判断したりして、状況に応じて収集するといった対応が求められます。

また、学んだ知識や情報を、相手が関心を持てる言葉として伝える力も必要です。仕事を始めて間もないころは、求職者がどんな感情を抱いているかは察知できても、それに合わせた言葉を素早く言語化できずに苦労しました。

求職者と医療機関のベストマッチを実現するためには、一つひとつの事例に合わせて自ら考えて行動していくことが必要です。足りない知識は、進んで身につけていくような自己研鑽の姿勢も大切だと感じています。

入社1年半でマネージャーに任命。働き方も変わり新しい景色が見えてきた


──どういった経緯でチームマネージャー(以下、TM)になったのですか?

入社2年目の夏、当時の上司に呼ばれて突然TMに(笑)。もともとチームを作ることや、メンバーの育成には興味がありましたが、入社時から「マネージャーになりたい」という明確なビジョンを持っていたわけではないので、最初は驚きました。しかし、上司からは、「これまでコンスタントに実績をあげてきていたことと、今後のキャリアのことを考えて、任せたい」と言ってもらえて、頑張ってみようと思えました。

──実際にTMはどういった働き方をしていますか?

チームの中で一人のメンバーとして求職者の対応をしながら、チーム全体の目標達成に向けて、プレイングマネージャーとして動いています。TMの一番のミッションであるチームの予算達成を実現するために、チームメンバーの数値進捗を確認し、何に重点を置いて動いていくかを判断してメンバーに指示を出しています。そして、メンバーの個別案件へのアドバイスが主な動き方となります。その中で不足事項があればトレーニングの場を設けて、個人のスキルを上げていきます。

──TMになって変化や成長を感じたことはありますか?

3つあります。1つめは、数値や状況を客観的に見て、全体最適を考えた行動が取れるようになったこと。

TMになってからは、チームとして成果を上げていくために、チーム全体とメンバーについてそれぞれの現状の数字を見ながら、「何が課題で何に取り組むべきか」を考えています。全体を見て優先順位をつけ、バランスを見ながら自分の仕事と並行して進められるようになりました。

2つめは、論理的に考えるようになり、伝え方が変化したこと。成功事例や失敗事例を抽象化して、一人ひとりのメンバーの事例に当てはめてアドバイスするように意識し始めました。仕事の結果に対して「なぜ」を考えて分析したり、メンバーが納得できるかという視点で、私の言葉で伝えられるまで深く考えたりするようになりました。

最後に、全社視点を持って仕事に取り組み始めたこと。TMになってからは、全社の売上向上のための施策や新サービスの企画会議に参加するようになりました。これからの新しい市場をどう開拓していくかなど未来の施策について考えるようになり、市場調査をしたり、社内の他事業部の方と情報交換をしたり、マネージャーになったことで関係者が一気に増え、そのことで働き方や視点が大きく変わったと感じています。

──TMとして約1年間働いてきて、どう感じていますか?

早いタイミングで任せてもらえたことは嬉しいですし、個人のキャリアとしても良かったです。今は、メンバーのときには気づけなかったおもしろさも多々あり、充実した日々を送っています。

今後チームとして最大の成果を上げていくためにも、一人ひとりのメンバーが働きやすく、仕事に前向きに取り組んでもらえるような環境作りをできたら、と考えています。

メンバーに支えてもらうことも多い中で、チームマネジメントを任せてもらえたことや、私のキャリアやこれまでの頑張りをきちんと見て評価してくれる姿勢を見て、会社には感謝しています。

これからも、この環境のもとで、自らの成長できるチャンスにはどんどん飛び込んでいきたいと思っています。

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