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一足先に次の季節を想像してみる。


秋に着るために買っていたニットが届いた。毎年この時期になると春に注文していた洋服が届き始める。

洋服に関わる仕事を始めてからというもの、いつも半年以上先のことを頭の片隅におきながら暮らすことが当たり前になっているけれど、それと同時に

「半年後の自分はどうしているんだろう」

と、漠然としていて頭がかゆくなるようなことを考えてしまう。


半年後の自分はどんなものをクールだと思っているのだろうか、どんな格好をしたいと思っているだろうか。その時、世の中はどんなふうになっているだろうか。

今の時代は半年もあれば状況は大きく変わっていく。いろんな種類のお金が生まれたり、体の細部までサイズが測れるようになったり、リユースの手段がどんどん増えていったり。


洋服という点だけを見ても日々新しい素材が生まれてる。天然繊維と見分けがつかないような自然な風合いのポリエステルやナイロン、逆に、化学繊維のような丈夫さや機能性を持ったコットンやリネン、ウール。

それらは技術の進歩はもちろんのこと、天然繊維だから、合成繊維だからという固定概念にしばられずに「本当はこういう力があるのではないか」という視点を持つことでこれまでにありそうでなかった本質的なものづくりが増えているように思う。


これからは科学と自然、エコとアンチエコ、善と悪、という対立した構造ではなく、お互いが歩み寄りながら考えることで新しい物事が生まれて、少しずつ世の中は良くなっていくと信じている。

今年も秋冬の洋服を無事に受け取ることができた。そしてまた一足先に次の季節を想像している。

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1989年京都生まれ。「#日常の制服 」を展開するファッションレーベル『Ithe(イザ)』セールス・PR。2019年からエッセイスト、ライターとしても活動を始めます。 ご依頼は m2.aowi[at]http://gmail.com までお願いします。

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