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「可哀そうな」母親からの脱出法

「ずっと母親が可哀そう」って思ってきたから、母親の愚痴や悩み相談を聞いたり、八つ当たりを受け止めたりしていた。

でも、あとから、機能不全家族の勉強をすると、これは、母親と娘の共依存状態で問題らしいことを知った。

この共依存状態を解消するコツは、精神的に自立することらしい。ただ、ここで注意してほしいことは、謝る系の親だと、同情心や罪悪感にまけて距離を戻してしまうけれど、親は謝れば許してもらえると認識してまた同じことの繰り返しになる。そのため、謝られたとしても戻らない強い意思が必要だ。自分が幸せになって、親が気にならない適度な距離で付き合う必要がある。

ただ、今まで親のことを思って色々やってきた子供ほど、親を見捨てるのではないのだろうかという罪悪感があるだろう。でも、家族のことをあなたが気にかけて大切にしてきたとして、貴方の人生は誰が気にかけて大切にしてくれるのだろう?そろそろ自分の人生を自分が気にかけてあげてもいいのではないだろうか?また、見捨てるわけではなく、これは親のためを思って自身の距離の取るの決断なので、気をつけてほしい。
 
親は精神的に依存できる相手がいるから精神的に自立しないのである。子供が親を放っておけば、親は依存できないから自立する。親自身の状態がしんどいのであれば、なんとか自分で変えようとする。もし、親がそのままの状態であれば親は望んでその状態でいるのである。もしかしたら、子供の自分が面倒をみないことでほかの人に迷惑をかけるかもしれないが、相手が普通の人なら自分の子供みたいに共依存状態に陥ることもない。そのため、気にしなくていい。

ここで母親はかわいそうと思っていたかもしれないが、心理学的に「自身の今の状態は、自身が望んでいる状態」なのである。なので、被害者ポジションでいるメリットがあるから母親は被害者ポジションにい続けるのである。(自信を被害者に置くメリットは、相手から攻撃されなくてすむ、もめなくてすむ、心配されて孤独にならなくてすむなどになる。)そのため、こちらから母親が不幸に見えても母親は幸せなのである。また、かわいそうな親を演じる場合、基本的に、そういう親は、自分が見えないところでしっかり楽しんでいたりする。また、母親のことを可哀そうって思うとその情報しか集まらなくなる。そこで、今度は、母親が幸せであるという情報を集めてみる。すると罪悪感や同情心に苦しまなくて済む。自分が幸せになることに躊躇しなくて済む。
私も、母親が可哀そうと思ってきた人間なので、母親が幸せな証拠集めをしてみたいと思う。

<母親が幸せな理由>
・こんなにも母親思いの子供を持っていること
・文句を言いながらお父さんと連れ添っている
・仕事や食事の心配をしなくてすむこと
・友達と一緒に出掛けて遊んでいること
・自助会などに自分の勉強したいことをしていること
・好きな本をよく読んでいること
・お金がないと言いながらもお金に実際は困っていないこと
・自分の健康にめっちゃ気にかけて行動できている
・子供の中で一番かわいい兄とずっと一緒にいれている
・父方の祖母と私が小さい頃とくらべて仲良く暮らせている
・母方の祖母の病院の付き添いをずっとしている。自分が頼ってくれる状態が嬉しいんだと思う
・妹が母親を慕っている
・自身の兄が自分を頼ってくれている
・気の合ういとこがいること

よし、母親は幸せだ。

というか、母親のためにいくら何を言ってもやってくれないのだから、仕方がない。

安心して親と距離を取って自分は幸せになろう。自分が幸せになることが本来、一番親を喜ばせることなのだから。

*参照
母のことを「かわいそう」と気の毒に思ってしまうこと~恵まれていることへの罪悪感とその対処法~ – 根本裕幸 (nemotohiroyuki.jp)

不幸な人の共通点→お母さんかわいそう…の呪い【脱出法】 (youtube.com)

#144 【重要】母子共依存の最難関『お母さんかわいそう』を乗り越えろ!! アダルトチルドレン (youtube.com)

【超危険】なぜか無意識に不幸を選ぶ人!そのままでは貴重な人生がもったいない...(絶対後悔する...)。無自覚に不幸になること選んでしまう人の特徴とは? (youtube.com)

#36 弱い人間とは、演技派女優である。 | ナリ心理学オフィシャルブログ「Nali Psychology」Powered by Ameba (ameblo.jp)







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