かける言葉が見つからない…

私は中学、高校と陸上部に所属していた。

少し前にはなるが、全中やインターハイなどの

大会が中止になるというニュースがあった。

かつてはわたしも全中、インターハイを目標

として練習に励んでいたものとして他人事には

思えず、一人ショックを受けていた。

部活動で成績を残したいと思っている学生に

おいて全中やインターハイは最高峰の大会

であり、「出場したい」「予選を突破したい」

「優勝したい」など目標に掲げている選手が

多い。

また、上記の大会が中止ということは 全国大会

だけでなく地区大会(県大会や関東・東海など

ブロックごとの大会)も中止ということになる。

当然、地区大会が目標の選手も多数いるわけで

ある。

部活動目的が競技力向上や成績を残すという

選手にとっては今とても苦しい状況なのだろう

と思う。特に3年生やこの夏の大会で引退を

決めていた選手は不完全燃焼だろう。

もし身近にそのような子がいたとしたら私は

かける言葉が見つからない。

だってわたしは「大会が無くなった」経験が

無いから。そんな奴に「やってきたことは無駄

じゃない」だの「この経験はいつか生きる」

だの言われたところで「そんなの綺麗事だ」

と思うだろう。私だったらそう思う。

でもやってきたことは無駄じゃないしこの経験

はいつか生きると私は思っている。

・何かに向けて頑張れる力

・普通ではありえない経験

数えきれないほどの力が選手達には備わって

いる。卒業・引退をしなければ気づかないかも

しれないがイレギュラーな出来事は話のネタに

なる。(気分を悪くされた方はごめんなさい)

どうかネガティブなことだけに力を使わず、

この現状をポジティブな力としても歩んで

いってほしい。

目標を見失ってそれでも腐らず頑張るひと

悔しくて悔しくて気持ちの整理がつかないひと

みんなそれぞれがいい未来を歩めますように…