誰かの1番に

1番になりたい。

誰かにとってかけがえのない存在になりたい。

私はいつも何番目かの人だ。

1番の友達だと思っている子にはまた別の1番の友達がいる。

そんなの当たり前なのに何故かそれを実感した途端に死にたくなる。

2番目の人、代わりが効く人、いてもいなくてもいい人。

そう言われてる気がしてならない。

人からの評価で自分の価値を決めている、自分のそんな性格がさらにこの1番になりたいという1番に対する執着を高めているのだと思う。

自分の価値を自分で決められない。

他人からどう思われているかが全て。

だから全ての人に嫌われないように行動しているし、自分が思ういい子でいるし、なんでもする。

これが良くないことなんか分かりきってる。

他人に任せた評価なんかいつかそれで自身が壊れていくことなんてわかってる。


わかってるよ。


全部全部わかってる。

嫌われないようにしていたって嫌われてしまうことも、自分が周りに合わせられていないことも、人が1回で出来ることが何十回やってもできないことも全部全部わかってる。


1番になりたいというのも結局自分の肯定感を高めたいだけなんだろう。


人にすがりついて自身を守りたい。

最低な女ですわ、あたくしは。

それでもやはり1番の友達だとかかけがえのない存在だとかそういうものに憧れてしまいますわね。













自分は誰のことも1番にできないくせにね。

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