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どうする家康【日本の行く末】歴史から学ぶ ~マネジメントの正しい形~""家康がやっていたのはドラッカーではなく君主論""Vo.3

こんばんは。
お仕事お疲れ様です。

いつもご覧いただきありがとうございます。
皆さんからの何某の反応が励みです。

#しゃかせんにて取り上げられました。

ありがとうございます。

君主論を読み返したところ、家康が天下を取る
およそ100年前に書かれた

【君主論】を実行して、天下を取っていたのでした!!

※史実と記述両方を照らし合わせて解説します。

掲載の記事↓


しゃかせんにて単独掲載↓



どうする家康【日本の行く末】歴史から学ぶ ~マネジメントの正しい形~""家康がやっていたのはドラッカーではなく君主論""Vo.3

続・続・続編です。


あらためてになりますが、
君主論を読み返してみて、

『家康やってたことじゃん』という発見がありました。
※これも歴史のエピソードを知っていたおかげ。

それだけではりません。

かつて、マネジメントで悩んだ私でした。

しかし、

君主論に方法が書いてあって笑った、

というか、

『答えがここにのってたやん』

と思わざる思えませんでした。

ドラッカーマネジメント
MBAにおける人材マネジメント
その他諸々書籍類

上記

色々と学んでまいりましたが

なぜ、

・部下が指示に従わないのか
・部下に軽んじられてしまうのか
・人からどう自分がみられてしまっているのか
・良い経営者とは?
・会社がまとまらない原因

この手の問題を君主論で全て解決いたします。

折角、反響頂きましたので

君主論内に自己啓発における

最大のヒントが、

君主論の最後の方に【マキャベリ】の視点で書かれておりましたので次回ご紹介します。



ここから、本編



1.信頼の得方と真に聞くべき人間を定めて居た家康

部下へ意見の聞き方次第で崩壊するか、まとまるかが決まる。

第23章【追従を避けるにはどうしたらよいか】

君主は思慮深いか、あるいは秀でた人選をしない限り
容易に免れ難い(まのがれがたい)ある過失

ついて論じないわけにはゆかない。

それは宮廷に満ちている追従者たちのことである。

省略、
追従から身を守る唯一の方法は、他人が真実を自分にむかって
述べたとしても感情を損なわないことを
人々に理解させることであるが、

しかし、誰でも真実を述べることが許されることになると、
君主に対する尊敬が失われることになるからである。


それゆえ、賢明な君主は第三の道を選ぶべきである。

すなわち、
自らの領土内の賢人を選び、彼らに対してのみ
自分に真実を述べる自由をあたえ、
しかも彼が自身が※下問した事柄についてのみそれを許すべきである。

そこで君主は諸々の事柄について下問し、彼らの意見を聴取し、
その後、一人で自分なりの判断をくだすべきである。

この場合これらの助言者達および各々が、
腹蔵なく意見を述べればのべるだけ益々受け入れられる事を
各人が知るようにしなければならない。

君主論:佐々木毅全訳
※【下問】かもん
《名・ス他》
1.
目下(めした)の者に質問すること。
2.
他から受けた質問を自分で謙遜(けんそん)していう言葉。
Wikipedia



・家康のとった君主論

▽信頼のおける家臣団のみに意見をさせる

■自分の中に答えがあっても、まずは家臣団で話し合いをさせる
家康は、小山評定の前日、まず自分の家臣団だけで軍議をおこないました。

ある時期から家康は、家臣の前で自分の意見を積極的に言わなくなりました。
決断すべきことがあるときには、まず家臣たちに話し合いをさせ、その内容に耳を傾けながら情報を収集し、状況を分析し、自分の考えを練り上げ、己れの意に添う意見が家臣の中から出てきたときに、それに賛成するというスタイルを取りました。

これは、多様な視点から物事を吟味し、最適な解答を選択できるという利点がありますが、より大きいのは、

「衆議を尽くした」

という、空気感を形成できることです。

自分の意見を採用された家臣は大きな喜びを覚えますし、そうでない家臣も、

「私が申し上げたいことは、評定の中ですべてはっきりと申し上げることができた」

と、満足感を抱くことができます。

そのぶん、たとえ自分の意見が選ばれなかったとしても、決まったことに対して納得して臨めます。

そのため家康は、

己れの中で答えが最初から出ているときも、あえてそれを口にせず、

家臣たちに話し合いをさせました。

Infoseek

※関ヶ原前もサシで一人一人と話したというエピソードあったと思って探しましたが見当たらなかったのでとりあえず

・現代に置き換えると

何でも話せる経営者。私もやっておりました。。。。
(何でも物申せる経営者は、従業員の忠誠が下がり指示がきかなくなります。実体験者ですので非常にわかります、一度こうなると結構やばい)

社内エンゲージメントを高める

という事が最近話題です。

以前ご紹介しました、

心理的リアクタンス  が

意見を言える会社か言えない会社かで
社員のモチベーションが変化するという内容です。

しかし、経営者に対して

誰でも本音が言えるような

会社の社風になると

・会社は戦略が実行されない
・社員が指示を無視
・規律の乱れ
・部下が上司を無視、経営者にダイレクトに

この様な状態を招きます。

したがって、
誰にでも経営者なり上司に
思ったことを言わせるのではなく、

適切に俯瞰的に論理的に判断できるものだけに意見を述べさせる。
(俗に言う、優秀な社員)

それを、

人選して数名のみだけの意見を聞き入れる
(意見として採用するメンバーを決めておく)

ことをしなさい、という事を説いてます。


以下の2と若干矛盾を覚える内容になるので次で解説。


2.意見を聞いたフリがうまかった家康。

進言してきた意見は遮らずに聞き、聞いてもらえる上司という事を徹底(演出)


ある日、徳川家康と重臣の本多正信が浜松城にいたところ、一人の家臣が、話をしにきました。

普段から、考えていたことをまとめてきたので、ぜひ、聞いていただきたいとのことでした。

家康は、喜んで話を聞き始めました。ところが・・・話の内容は、ありきたりのことばかり。途中でイライラしてきた本多正信は、何度も話を遮ろうとしましたが、家康に目で止められてしまうため、我慢するしかありません。

それなのに、家康は、もっとももっとも、確かにと相槌を打ちながら、しっかりと聞いています。話し終えると、気づいたことがあったら、いつでも、話に来いと褒めて帰します。
戦国れきしどっとねっと

▽解説

これは、意見を申してきた人間を門前払いするわけではなく

聞いたふりをするわけです。←これ

ここで、大将としての度量をみせた事で、聞き入れられた人間は
大将に対しての忠誠があがります。

あくまでも、本当の意見に耳を傾け、意見の参考は人選者のみです。

それ以外はきいたふりです。
(これ(演出)がぶっちゃけできるかできないか)

全員の意見を採用しないのは、
会社の規律や優秀な助言者のモチベーションに左右します。

意見交換はさせるだけさせて、その場で決定する事は避けてください。

人選者を決定したら、その後一人だけで呼び出し
意見を聞く打ち合わせしてください。
※君主論記載


・悲しいかな君主論

徳川家康が不人気なのは、ずる賢いイメージだからだと思います。
実際問題、君主論では上記に記載した

聞いたふり、



いい人のふり

これを多用することを求めています。

これは改めて良い経営者(いい君主)とは?でやります

サラーリーマンの方には酷な内容ですが、
これが社会構造で上に立つ者の宿命です。

上に立つにはコレを理解出来るか出来ないか。
正直、人間不振に陥りそうですが、
私の経験則だと金持ち程、タヌキです。



3.そして大事な事は一人で決定すべし


大事な事は最終的に一人で決めよ

※私も最近はそうしてます

こう語るのは上杉謙信もでした。


・現代に置き換えると


お前どう思う?
お前もどう思う?
『あっまじかぁ、やっぱそう思う?』
『じゃあ、そっちに決めちゃう?』

こういう具合です。

意見だけ聞いたら、

あとは助言を求めてはダメです。

自分一人で決定してください。


4.上司としての評価と信頼を下げる行動の差は一貫性


またこれらの人々以外には耳をかさず、決断したことは実行し、
決定は断固として守る必要がある。

もし、このように行動しないならば
追従者によって陥れられるか、

あるいは他人の意見が種々雑多であるのに応じて
しばしば意見を変更することになり、

君主の評判の低下を招く。
君主論



・家康が行った君主論(一貫性)


「家康は一旦決めた方針は絶対に翻さず、自分を裏切ったものは許しません」

 例えば、一向宗の門徒が起こした三河一向一揆(1563~64年)では信仰を選び自分を裏切った家臣は原則全て追放し、関ケ原の戦いでも敵に回った西軍の88家もの大名の領地も屋敷も全て没収するなど、厳しい処分を下している。 「ぶれずに大胆な決断をすることは、リーダーに求められる条件です」(河合氏)


・現代に置き換えると

会社の方針に関わる意思決定を決めたら早々に余程の事情がない限りは変更してはなりません。

それをやりはじめると

『また、気まぐれ始まったよ』

この様になります。



5.脳科学でも証明されている『一貫性の法則』

※書籍紹介でご紹介した影響力の武器でも記載

人は行動、発言、態度、信念等が一貫している相手を高く評価し、信頼する傾向がある。 そのため、自身の行動、発言、態度、信念等を一貫性のあるものとしたいという心理が働く。 この心理を「一貫性の法則」と呼ぶ。
グロースハック


本日はこのエピソードでお別れ

家康も歴史から学んだ

家康は「日本史」を徹底的に学んでいた
家康が「嫌われる理由」をさまざまな観点からみてきましたが、彼が偉大な「成功者」であることは揺るぎない事実です。


生涯にわたって「質素倹約」を旨とした家康。彼の残した莫大な遺産は、彼が心血を注いで築いた磐石な幕藩体制とともに、その後250年以上にわたる長い「平和の礎」となりました。

その結果、江戸時代の日本は、現在もなお世界に誇れるような高度な独自文化の宝庫となりました。「家康がいなければ、今の日本はなかった」と言っても過言ではありません。

また、「家康ほど日本史をしっかり学んだ武将は珍しい」ということも意外に知られていないかもしれません。

家康は「武家政権の祖」である源頼朝を信奉するなど歴史に造詣が深く、その死に際して、遺言として孫らに「歴史書」を形見分けしたことは有名なエピソードです。こうした彼の姿勢に触発された孫のひとり、「水戸黄門」こと徳川光圀(みつくに)は、長大な歴史書『大日本史』の編纂に生涯を捧げました。

家康が天下をとった最大の理由のひとつは「歴史」を学んでいたことです。たとえ誰かに妬まれようと、家康のように大きな成功を勝ち取るためには、歴史を学んで過去の事例に目を向け、そこから糧を得ることも大切です。

東洋経済オンライン


歴史というのは統計学です。

時代は変わっても人は変わりません。
※ビジネスの方法はまた別

人を統率する、懐柔する、

こう言う事をすれば確率を上げると言うだけです。

むしろ、現代の様に情報過多で
自己の都合で調べられる時代には

益々、思い込みが強くなり

この方法論が活かせる可能性が高くなります。



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