【コラム】君はどう生きるか 第1８回 日経平均と生き方と
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【コラム】君はどう生きるか 第1８回 日経平均と生き方と
2023/06/21
#まえがき
お疲れ様です。
先週末はお休みさせて頂きました。
また、しゃかせんにて取り上げて頂きました。
動画が。(笑)
ありがとうございます。
動画をUPした時は風邪でのどの調子が良くなかったので
万全の状態でいつかみなさんにお届けしたいと思います。
１、日経平均 どこまで？
ここの所、日経平均どころじゃなかったので
しばらく追っておりませんでした。
ひさしぶりにチャートをみました。
予想
買いに買いが走って
まさに今が飛ぶ鳥を落とす勢い
というやつですね。
恐らく、バブル最盛期の価格まで並びます。
そこから急落という感じでしょうか。
３３，０００円ですか、現在。
何を買っても、上がる状態です。
しかし、そう長くは続かないでしょう。
足るを知る
爪を伸ばし続けた人がババを引きます。
２、この世に何を残したか
▼本日のニュース
箕面市は、市内に住む８０代の男性から、金やプラチナの延べ棒合わせて３０キロ、２億８０００万円相当の寄贈を受けたと発表しました。
裸一貫で飲食店で起業された方だそうです。
いずれ何かの為にと、金の延べ棒にして
これまで蓄財されてこられたとのこと。
『金を残すは下、業を残すは中、人を残すは上』
米沢藩主 上杉鷹山
金すら残せない私には、いう資格もありませんが
寄付された方は、
歴史に名を刻むことはないかもしれませんが
生きた功績として、
世のため人の為に寄贈されたことは頭が下がります。
３、志と金と時間と
1ヶ月ほど前に、学会が近くであったといって
私の親友の医師が連絡をくれました。
現在は某大学病院から、
国立がん研究センター（以下、ガン研）という所に出向中だそうで
心なしか顔から生気が抜けていました。
本人が言うには、
日本だけでなく世界のがん治療の最前線で
がん研に勤めるという事だけでも
名誉のあることだそうです。
しかしながら、
その分給与は３０万円ほどだそうで
『そうまでして、がん研に行くのはなぜか？』
尋ねたところ、
権威として博がつくからだそうです。
つまりはその後の医師人生において、
それがついて回るという事のようです。
我々が知り合って、
既に２０年近い歳月が経ちますが
当時の彼の志は、
三流でも腕で医局を上り詰めて、
学閥社会の中で教授になる
ということでした。
そんな、志の男から
『来年あたりには独立しようと思う』
と、ぽつり。
そんな事を言うタイプでは無かった友人だけに
私にはその気持ちが痛いほど分かりました。
もう、我々も４０。
医局勤めなら、
バイトしても年収は１０００万円程度。
『もうそろそろ、人並みに（医者なみに）金を持ちたい』
という事なんだろうと察しました。
長い医局勤めで、
大学病院の壁の高さを痛感したであろうことと
患者に対して誠心誠意向き合ってきたことが
彼の顔の疲れた表情から読み取れました。
教授の講演だ
となれば、政治のパーティ券並みで
一回に4、5万払うのだそうです。
そう言うのにも、嫌気がさしたんだろうと
推察しました。
それが毎度毎度あるわけです。
当の本人は医局でカップラーメンすすってるんです。
現実は世知辛いです。
もちろん、
彼はそんなこと一言も言ってませんが
長い付き合いなだけに
言葉にしなくても、私には理解できます。
『俺たちも、もう４０、そろそろ金を稼いでもいいだろ』
私は一言伝えました。
医者も人です。
時間は有限なだけに
志や考えが変わる事もあります。
今の我々は40という人生の折り返しに立ち
改めて自分の利己と向き合う
そういう境界に入ったのかなと思います。
いずれ自分自身に余裕が生まれた時に
改めて本当の意味での人生で何を遺すのか
という事に向き合いたいと思います。
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