灰色の手紙

偶然なのに、おかしいね
わたしときみは、会話しないよ
ことばが消えて灰になる
積もったものをまた吸い込んだら、
逢えるでしょうか、もう一度

まっさらな
きみと、わたしで

灰色の月、かじったような顔をして
もう二度と逢えないような気がしたの

ことばを重ねる、きみがすこし好きだった

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