高校 情報I/II プログラミング #3
リュディアです。高校の情報の授業で実際にプログラミングを行う際の環境についてまとめてみます。今回は Python と JavaScript の実行環境についてまとめてみます。
Pythonは今は実用性で有名な言語ですが、なぜ今の位置を築けたかを考えると誰もが汎用的に使えるライブラリが豊富になったことがあります。コーディングの勉強として何でもゼロから書くことには意味があります。しかし上位概念を実現するために誰が実装しても同じ結果になる部品設計を頑張る必要はありません。例えば AI のプログラミングをしている人がファイルの読み書きをするためのコーディングをする必要は無いわけです。Python は誰もが行いそうな処理を、既に誰かがコーディングしてくれていて、それを誰もが無料で使えるような環境になっていることが人気の秘密だと思います。最初のプログラミング言語の思想がよかったのでしょうね。
Python のプログラミングを勉強する際には2つの方法を推薦します。1つは Google が提供する Colab を利用することです。もう1つは自分の手持ちのPCに Anaconda という Python のパッケージをインストールして利用することです。
さらに言うと、本当の入門者の方は Google が提供する Colab の利用を強くお勧めします。Colab を利用するための事前準備は Gmail アカウントを持っていることと、PCでブラウザを利用可能としておくことだけです。私どもリュディアでも過去に Colab を使った Python の入門マガジンを用意しています。ぜひ参考にしてください。
自分の PC に Python の環境をインストールする場合は、Python パッケージとして Anaconda を利用し、プログラミングのためのエディタとしては VSCode を使うのがよいと思います。こちらも私どもが過去にまとめを作っています。
これらを参考にしてください。なお Python を勉強するために書籍を購入する、あるいはWEBを参考にする場合、Python のバージョンに注意が必要です。Python は 2.X のバージョンと 3.Xのバージョンで言語仕様に互換性がありません。基本的な print 文で互換性の無さが表面化するので難儀です。Python はすべて 3.X のバージョンで統一するようにし、書籍を使って勉強するときはバージョンに気をつけてください。学校や図書館で古い書籍を参考にする場合は特に注意してください。
では、ごきげんよう。
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