高等学校 情報Iの要点 用語 SNS #1

リュディアです。皆さんが接することの多い用語について教科書より深く見て考えてみる用語の説明です。今回は SNS という用語を見ていきます。

SNSという言葉は 2005 年くらいから使われ始めたと言われています。SNSが何の略だかわかりますか ? Social Networking Service の略で、ネット上で社会的ネットワークを構築可能にするサービス全般を指す用語です。社会的ネットワークを構築可能にするサービスとはどういうことなのでしょうか?例えば LINE でも Facebook でもいいのですが、あなたが最初にすることは知り合いと繋がる = ネットワークを構築するところから始めますね。この知り合いは友人、家族、先輩後輩、会社の同僚のように社会的にあなたと関係のある方ですね。このように社会的に関係のある人たちで繋がりを構築可能なサービス全般をSNSと呼びます。

日本で普及している LINE について考えてみましょう。まず友達とつながりを構築する、その後、その友達とメッセージのやりとりをするという流れが普通ですね。ただしこのメッセージのやりとり自体はLINE がメッセージ機能を持っているだけで SNSサービス上でメッセージ機能を提供しているに過ぎません。つながりを構築できる機能が SNS の本質であり、メッセージのやりとりは本質では無いことを理解してください。

例えば電話番号でメッセージをやりとり可能な SMS = Short Message Service を考えてみましょう。電話番号を知っていればメッセージを送ることはできますよね。ただ社会的ネットワークを構築する機能は含まれていませんのでSMS は SNS ではありません。ついでなので書いておきますが、SMS と SNS がごっちゃになってる方も見かけますので注意しましょう。

では SNS の本質は何なのでしょうか?社会的なネットワークを構築した状態で、そのネットワーク上で情報を共有することにある、と考えて良いと思います。例えば世界最大の SNS として有名な Facebook は自分の身近にあったこと、イベントであったりニュースであったり、を知り合いの共有するわけですよね。若い皆さんにも人気のある Instgram はどうでしょうか?自分がいいな、と思ったことを写真撮影して、その写真を共有するわけです。これが SNS の本質です。くれぐれもメッセージをやりとりすること = SNS である、とは考えないようにしてください。

LINE は状況により SNS に分類されることもありますが、やはり基本はメッセージをやりとりするためのメッセンジャーだと思います。LINE の場合はメッセンジャーがタイムラインのような SNS 機能も一部持つというのが正確だと思います。そのようなわけでこのまとめでは皆さん大好きな LINE は SNS には含めません。ただメディアでは SNS とメッセンジャーがごっちゃになってるものもありますので注意してください。

SNS の市場シェア = 普及度はどうなってると思いますか?以下が世界での SNS シェアです。Facebook が圧倒的で 70% 以上です。続いて Twitterが 7%程度、 Instagram、Pinterest が 6 % 程度となっています。Instagram は 2012年に Facebook に買収されています。2021年10月28日より Facebook は社名を Meta Platforms にしました。一般的には略して Meta と表記されます。このように考えると SNS の世界では Meta の一人勝ちと言ってよいと思いますね。

日本でもmixi(ミクシー)という SNS が話題になったことがありました。会社としては今も存続していますがすっかり廃れてしまった印象です。mixi が立ち上がった時期は Facebook と同じような時期だったので、うまく立ち上がって世界展開していればという気もしますね。

次回は SNS の具体的なサービスを見てみましょう。

では、ごきげんよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?