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リュディア書評

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2022年3月の記事一覧

書評 だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた

リュディアです。だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた を読みましたので感想です。

面白い本でした。いわゆるマネージメントメソッドや若手の育て方という切口ではなくもう少し抽象度が高い感じですかね。MBA向けの教科書を軽めに書いた本という感じです。

いわゆる日本人が組織と言われたときに頭に浮かべる内容とは異なり、あくまで個の力を最大化するために組織はど

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書評 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

リュディアです。100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 を読んだので感想です。

昔から読み間違いや勘違いを集めた書籍というのは存在して、どれもなかなか面白いものでした。今回は図書館の司書が実際に問い合わせがあった覚え間違いの図書名をまとめたものです。

もととなるのは福井県立図書館の以下のページです。

笑うと言うよりも、図書館で働く司書の方の膨大な知識に驚く書籍でした。私でも推測できそうな微

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書評 ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら

リュディアです。ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら を読みましたので感想です。

今のコロナ禍の時代背景まで取り込まれています。結構な分量の書籍です。読む側に知識や思考を要求する書籍ではないでしょうか。

歴史的な人物が多数登場しますが、それぞれがどのようなキャラクターであると言われているのか、どのようなことを過去に実行したのか?を知っていないと楽しめないと思います。また今のコロナ禍

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書評 生涯弁護人 事件ファイル1, 2

リュディアです。生涯弁護人 事件ファイル1, 2 を読みましたので感想です。

無罪請負人とも呼ばれる弘中惇一郎氏の自伝あるいは事件簿のような書籍です。実際にご自分が担当された被告について弘中氏が感じたことが多く書かれています。もちろん守秘義務もあるはずなのですべては書けないですが、どちらかというとご自身の気持ちを中心に書かれている印象です。

2巻通して印象に残ったのがいわゆる薬害エイズ裁判で被

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書評 「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉

リュディアです。「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉 を読みましたので感想です。

岸田首相の新しい資本主義のネタ本と言われている書籍です。実際、著者の原丈人氏は岸田首相の経済政策アドバイザーであるようです。

従来の資本主義を株主資本主義と呼び、これらが英米型資本主義であるとしています。さらにこの考え方では資本主義がもたないので公益資本主義という考え方を導入したとのことです。

どうも社会主義

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書評 デジタル時代の血液型と性格

リュディアです。デジタル時代の血液型と性格 を読みましたので感想です。

この手の本は定期的に読みたくなるんです。血液型に関するもの、という意味ではなくて...

この本はなかなか挑発しよります。英語の査読付き論文に掲載されたことを根拠に論理展開がすごいです。

当然ながら血液型の話になると以下の団体も絡んでそうです。

特に個人のコメントは入れません。

では、ごきげんよう。

書評 Invent & Wander――ジェフ・ベゾス Collected Writings

リュディアです。Invent & Wander――ジェフ・ベゾス Collected Writings を読みましたので感想です。

書籍タイトルに Collected Writings と書かれているように過去に何らかの形で掲載されたことのある内容をまとめたものに、最新の情報を追加したような書籍です。そのため過去にアマゾンやジェフ・ベゾスに関する書籍をそれなりに読まれた方にとっては退屈な内容かも

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