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理想が高いと言われましても。

 理想が高いってなんだろう?

 好きな人ができない。彼氏がいない。恋人が欲しい。結婚したい。
 そういうことを言うと、判で押したように言われる台詞がある。
「理想高いんちゃん?」

 毎回私は否定するのだけれど、ふと考えた。
 いやいや、そもそも理想が高いとはなんぞ?

 自分で言うのもあれだが、私は人を見る目だけはあると思う。
 だから、好きになる人はだいたい、とてもいい人だ。それは友人含め。

 だから私は、好きな人と付き合ったことがない。
 え?接続詞間違えてないかって?大丈夫。「だから」で合ってるよ。

 私は、いい人を好きになる。けれどそのいい人の唯一の存在になれるほどのいいところが、私にはない。大体の場合、その人にはその人が認める「いいところのある人」が、別におるわけで。
 これをたぶん、釣り合い、とか、似合い、とか言うんやろう。

 これ、理想高いってことになるんかな?
 自分じゃ釣り合わへん人を好きになる、まあ確かに言われてみればそれって理想高いんかも。並外れた高学歴・高収入・高身長、とかを求めてるわけではないねんけど。

 そういえば、願い事を叶えてくれると有名なお寺で説教をきいたときにそんな話が出ていた。理想を相手に求めるばかりではいけないと、自分と合う人に出会うことが大切なのだと。

 どうやら私はまだ、その段階に到達できていないらしい。
 
 私のことを好きになってくれる人は、 大概私にとって『いちばん好き』とは思えへん人。感情はいくら考えても制御できへんもんやからなあ、と他人事のように呟いてもそれは自分事で。

 何が言いたいか分からへんくなってしもたけど、「理想が高い」と一言にいっても、それには色々あるって話。
 その人にとっての理想を、その人にとって相応なものにするのが大切で、私はまだそれができてへんみたい。

 私が欲しいところ、私が返せるところ与えられるところ、ちゃんと認識してへんと、需要と供給の一致なんて望めへんのやろな。

 なんてことを、今日は大阪弁で呟いてみた。えらい長い呟きやでほんま。


 

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