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伝わる!資料づくり - 構成の考え方と見せ方のポイント -

こんにちは!クリエイティブ部イラストチームです。

先日、プロダクトグロースチームの ちゃんさんとせきさんをスペシャルアドバイザーとしてお招きして "資料作成の勉強会" を実施しました。私たちの過去の提案資料に、二人から赤字をいれてもらう内容だったのですが、その中でも心に残ったものをご紹介します。

プロダクトグロースチーム
商品やブランドの持続的成長(growth)に重きを置いた新規顧客獲得を目的とした、プロダクトマーケティングを行っているチーム

ちゃんさん

仕事:LINEギフトのグロース担当、コンテンツマーケティングが得意
好き:謎解き、日本100名城、クアッカワラビー

せきさん
仕事:LINEギフトのグロース担当
好き:アニメ(終末系)、ゲーム、ピザ屋さん巡り


1:ストーリーを考える

資料作りに取り掛かる前に、まずはストーリーを考えましょう!
いわゆる骨子というやつです。

与件整理をしてから構成を考えると、資料がまとめやすくなります。
どうやって整理すればいいのかわからないよ…という時は、6W2Hを活用すると便利です!

・Why(なぜ)
・What(何を)
・Where(どこで)
・When(いつ)
・Who(誰が)
・Whom(誰に対して)
・How to(どうやって)
・How much(いくらで)

あくまで自分の脳内整理用なので、メモ帳やWord、チラシの裏側などまとめ方は何でもOK!

整理ができたあとは、その骨子を、資料の冒頭に”目次”として記入しましょう。

「この資料は誰が見る?」を考える

その資料は、担当者間でのやり取りでのみ使われるものでしょうか?
しっかり口頭で説明する時間はもらえるのでしょうか?

クライアントの社内で稟議が発生する場合は、クライアントの上司の方が資料だけ見ても内容が把握できて、説得力のある内容にする必要がありますね。

担当者間では当たり前となっているような前提や課題も、プレゼンや会議に参加していない関係者全員が共通認識として理解できるように明記しておくことはとても大切です!

「どうなったらゴール?」を考える

ストーリーを作るために、現状の課題を明確にし、どんなアプローチが有効か、いつまでに対応が必要かなどの内容を詰める工程が一番重要です。問題に対してさらに踏みこみ、考えを深めましょう。

最終的にこの資料を通じて、相手にどう動いてほしいのかというゴールを意識して、そこにたどり着くための道筋を順序立てて構成を考えましょう。資料のゴールを共通認識として関係者全員に持ってもらうために、資料冒頭に記載してもいいかもしれません。

複数案提案を入れる場合、自分の中のイチオシはしっかり目立たせたり理由付けを強めたりすることで選ばれやすくするなど、やんわり誘導することもポイントです。

さて、ここまでは自分の脳内整理の時間でした。
いよいよ資料作りに入ります!

2:見せ方を考える

意識するポイントは、資料を見る側の気持ちになることです。例えば、資料の中に違和感を覚える箇所があると、そこばかり気になって内容が入ってこない…!ということがあるかもしれません。できる限りそういった部分は無くしたいですよね。

せっかく作成した資料も、意図した内容が伝わらなければ意味がありません。また、1で考えた「この資料を見る人」だったら資料のどこに注目するかも意識して、見やすさ・分かりやすさ・情報量を整えましょう!
※今回は、主にPowerPointを使用しています

テンプレートの活用

会社で用意されているテンプレートがあれば、そちらを利用しましょう。規定されているフレームなどに沿ってテキストや図をはめ込むだけで大枠はキレイにまとまります。見出しの大きさや配色などがしっかり設計されているものなので、上手に活用しちゃいましょう♪

会社のテンプレートがない場合には、Microsoftなどが配布しているテンプレートを使うのも手です。
https://create.microsoft.com/ja-jp/powerpoint-%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88

1スライド・1メッセージ

伝えたいことはたくさんあると思いますが、情報量が多すぎると混乱を招き本当に伝えたいことが伝わらないかもしれません。余白が多くなったとしても問題ないので、1つのスライドにつき1つのメッセージとなるよう意識してください。

情報を100調べたら100書きたい気持ちも分かりますが、大事な情報は3つ程度に整理しておくことも大切です。文字数を少なくすることで、相手の情報処理の負担を減らす。シンプル is ベストです☆

視認性と視線の流れ

資料は紙で印刷されるかもしれませんし、モニターやプロジェクターで映されるかもしれません。小さい文字や細い線は潰れてしまう可能性もあるため、なるべく大きく・太くしておきましょう。

目安としては
・文字:16-18pt(本文)
・枠線:4.5-5pt

注目させたい部分以外はグレーアウトするなども有効です。

また、横書きの資料は基本的に左から右へ視線を動かします。
スムーズに視線が流れるように文字や図を配置するように心がけましょう。

おもてなしの心

小さなことかもしれませんが、配置を揃える・大きさを揃える・改行する・余白を残すといった見栄えの調整が資料のクオリティを高めてくれます。数値には単位をつけたり、誤字脱字のチェックも忘れずに。会社のルール的に問題なければ、ChatGPTなどを活用して校正してもらうのも良いですね。

見てくれる人の疑問や違和感を少しでも減らせるよう、おもてなしの心を持って資料作りに取り組んでいただければと思います!

まとめ

1. どこで使われる資料か把握する
2. ゴールを意識して、ストーリーを考える
3. テンプレートを活用する
4. 1スライドにつき1メッセージにまとめる
5. 誰にでも見やすい文字サイズと配置を意識する
6. 見る人の気持ちを考えて整える

・・・
文字数を少なくとお伝えしましたが、いっぱい書いちゃいました(笑)
簡潔にまとめるの難しいですね、、わたしもまだまだ勉強中ではありますが、この振り返りが何かのお役に立てると嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました^^