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インフィード型からディスプレイ型へ。変化の激しいLINE広告を運用し続けるために大切な「ネイティブブリッジ」とは?

皆さんはじめまして!株式会社オプトの野嶋友博と申します。

この度LINE社が主催する広告プロダクトの分科会に参加させていただいたことから、お声掛けをいただき、投稿させていただくこととなりました。
LINEの広告プロダクトを活用したダイレクトマーケティングの手法論について、共有していきたいと思っております!

今回は私「野嶋友博」の自己紹介をさせていただきます。

野嶋さん自己紹介

商売の難しさを知り、ダイレクトマーケティングの可能性や重要性に気付いた大学生時代

神奈川県横浜市に生まれた私は、同じ県内の神奈川大学へ進学しました。
そこで人生の転機となる2つの経験をすることになります。

1つ目が古着の通販サイトの開設・運営の経験です。
高校生の頃からファッション関係のアルバイトをしていたことから、気に入った服を自分で仕入れ、販売・配送まで一貫して行う通販サイトを作れないか?と思いつき、友人と一緒にサイトを立ち上げ運営を開始しました。
今でこそメルカリやBASEなどのCtoCプラットフォームが存在していますが、当時はそういった環境が整っていなかったため、年間で数万円のECカートを契約し開設することにはやや高いハードルがありました。

数あるサイトの中から自分のサイトを選んでもらい、服を購入してもらうためには、服の見せ方を工夫する必要があると思い、自身で服を着て、様々な着こなしパターンを撮影し、SNSなどを中心に宣伝活動をしてみました。
すると、一定の売上を立てることができました。
このECサイト運営の活動で、インターネットのみで一種のビジネスが成り立つことに面白さを感じ、デジタルマーケティングに興味を持つきっかけになりました。

オンラインショップ

2つ目が、インターネット回線の訪問販売の経験です。
上記ECサイトの運営をきっかけに、学生のうちからもっと様々なビジネスを経験してみたいと思い、知人の紹介でインターネット回線の訪問販売のアルバイトを行うこととなりました。

これを約2年やりましたが、これがまあ大変で…(苦笑)

大学の授業を追えて、夕方からマンションやアパートを一軒一軒ノックするわけですが、30件訪問してドアを開けてくれる人が1人いるかいないかの世界です。
商品を買ってもらうことは疎か、お客様と会話する機会を得ることすらこんなに大変なことなのか、と当時痛感した思い出があります。

上記2つの経験から、「商売は楽しい、けれど商品を買ってもらうということは物凄く難しく一筋縄ではいかない」ということと、ダイレクトマーケティングの重要性を思い知らされました。
そこで、当時ネット広告を中心にダイレクトマーケティング事業を行っていたオプトに入社することを決めました。

ダイレクトマーケティングをどこよりも学ぶことができる環境とLINE広告リリース以降の運用経験

2015年にオプトに入社して以降、一貫してインターネット広告でダイレクトマーケティングを行う部門に所属しています。
特定の業種に傾倒することなく、幅広い業種で汎用的に活用できるプラットフォームの運用知識を養ってきました。

2016年に、現LINE広告の前身となる「LINE Timeline AD 」のβ版がリリースされたタイミングで、その運用者として手を挙げ、LINE広告の黎明期から現在のLINE広告に進化するまでの一連の過程に関わってきました。当時はその名の通り、掲載面がタイムラインのみとなっており、その中でパフォーマンスを高めるために試行錯誤していった結果、社内外でLINE広告に詳しい人間として認知されるようになっていったように思います。

その後、2017年にLINE広告の専門組織の立ち上げに伴い異動し、2019年から当部門の責任者として活動しています。LINE広告のアップデートとともに私自身も成長してきたと言っても過言ではないですね(笑)

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「ネイティブブリッジ」が広告運用のモットー

広告運用において大事なことは、そのメディアをユーザーとして徹底的に使いこなすことだと思っています。LINEはコミュニケーションツールとして唯一無二のプラットフォームとなっていますが、ただトークメッセージを使うだけでなく、「LINE NEWS」や「LINEマンガ」など広告掲載面にもなるアプリをしっかりユーザー目線で使ってみることが重要だと思っています。
そうすることで実際の利用態度、目線や指の動く導線、そのメディアならではのアイコンや仕様などの特徴を捉えることができ、「どこでどういう心情のユーザーに何を提供すべきか?」といった思考が洗練されていくと考えています。

私はこれをネイティブブリッジ(メディアのネイティブな側面と広告機能をブリッジさせること)と呼んでおり、部門のメンバーには日々口うるさく重要性を語っていますね(笑)

ちなみに、先日開催した自身の結婚式にて、LINE公式アカウントを用いたコンテンツを展開させていただき、個人的にもまだまだ見えていなかった活用の幅を捉えることができました。

野嶋さん結婚式

Cookie・広告IDレス時代だからこそ出せる今後のLINE活用の強み

LINEプライバシー保護の勢いが世界的に強まる中で、Cookieや広告IDの取得・保持の規制などがより強まっていくことは必至だと思います。
これにより、これまでWebプロモーションを中心にダイレクトマーケティングを行ってきた企業は変革を強いられます。
しかし、自社の商品をより多くのお客様に届けたい、という顧客の意思がある限り、ダイレクトマーケティングの需要は無くなりません

Webプロモーションにおいても、こうしたプライバシー保護強化の影響を加味しながらも、如何に企業様の商品ごとにお客様を顕在化させ、創出していけるか、これを左右するカギの一つに、やはりデータがあると思っています。

LINEは、数多くの企業のLINE公式アカウントを展開しており、ユーザーは当たり前に企業のLINE公式アカウントの友だち登録をし、企業からの情報を受け取っています。

こうした環境を活用し、LINE広告をはじめとしてユーザーに有益な情報を届けるための手段としてLINEを活用していくことが、今後さらに重要度を増していくと考えます。

LINE社の掲げるクロスプラットフォーム構想を、力強く実現していくことが我々の務めだと思っています。

LINEならではの、データ活用によるダイレクトマーケティングの新たな勝ち筋について寄稿していければと考えておりますので、今後とも何卒宜しくお願い致します。

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