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市民ランナー向け ウィンドスプリントのススメ


みなさん、こんにちは!志方です。


5月のゴールデンウィークも終わりまして、日常が戻ってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。


気温も上がってきて、心地よい温度からだんだん暑くなる時期になってきました。


今日は、そんな暑くなった日常でも行えるメニューの紹介です。


ウィンドスプリント


ウィンドスプリントとは、ウィンドは「風」、スプリントは「全力疾走」と訳します。


名前のイメージだと、風を切るかのように全力で走ることのように思いますが、実際に行うウィンドスプリントは、全力で走ることはなく、70~80%の力で走ります。


全力ではなく、少し力を抜いて走ることから「流し」と呼ばれたりします。(流しという呼び方の方が、日本では主流な気もします。)


ウィンドスプリントの効果


ウィンドスプリントは、思いつく限り以下の効果があります。

  • スピード向上

  • ランニングフォームの改善

  • 疲労回復(リフレッシュ)


スピード向上


スピード向上しすぎた人たち

マラソンの練習ばかりしていると、長い距離を走ることが増えるので、ゆっくり走る機会が必然的に多くなります。


ゆっくり走ることばかりしていると、体もゆっくり走ることに慣れてしまって、いずれスピードを出して走る感覚がなくなってしまいます。


それを防ぐためにも、ウィンドスプリントをやることで、速く走ることを体に覚えさせることができます。


後述しますが、ウィンドスプリントは短い距離で行うため、スピードを出すとしても負荷が少ないので


スピードを出す感覚を覚えさせたり、あるいは感覚を忘れさせないようにするに最適なメニューになります。


ランニングフォームの改善



先程も書いた通り、マラソンの練習ではゆっくり走る機会が多いために、ランニングフォームも小さくなってしまいます。


小さくなってしまったランニングフォームのまま放置してしまうと、スピードが上がりづらくなるという悪循環に陥ります。


ウィンドスプリントをすることで、ダイナミックなフォームで走ることができるので、ストライドや腕振りが大きくなって、力のあるフォームを意識付けすることができます。


そうすることで、スピードの向上にもつながります。


疲労回復 (リフレッシュ)


練習メニューなのに、疲労回復?逆に疲れるんじゃないの?と思いかもしれませんが、


意外や意外。ウィンドスプリントの効果は疲労回復(リフレッシュ)にも及びます。


ウィンドスプリントは先ほど、ダイナミックに走ることができると書きましたが、マラソン練習ではあまり使わない筋肉を刺激することで、血液循環が良くなり、疲労物質を排出することができます。


僕も中学の顧問の先生に、疲労が溜まっている状態を相談したら、50mダッシュを勧められました。


ウィンドスプリントではありませんが、やっている目的は同じで、ダッシュという速くてダイナミックなフォームで走ることをすることで


血液の流れを良くして疲労回復を図るということでした。


劇的に疲労回復したわけではありませんが、少し疲労感は減った記憶があります。


だから、長い距離を走ったあとに疲労を感じたら、ウィンドスプリントを取り入れてみましょう。


ただやりすぎると普通に疲れるので、ほどほどにしましょう。


ウィンドスプリントのやり方


ここまでウィンドスプリントの効果について書いてきました。でもウィンドスプリントってどうやるの?という方にやり方を説明していきます。


距離は50~150mぐらいをめやすに


ウィンドスプリントの効果で話した通り、フォームの改善や疲労回復が目的なので、距離は50~150mで十分です。


あまり長すぎると、メニューがインターバルに変わってしまうので、短めにしておきましょう。本数は3~5本程度で十分です。


特に初心者の方は50mにしておきましょう。


全力で走らない


こんな感じで力んでしまうのはいけない

全力で走らないとスピードが出ないと思いますが、そうなると力みが入ってしまうので、本当のフォーム改善にはなりません。


理想は70~80%あたりの力加減で、力まずスピードを出すことが重要です。


そのぐらいの力加減だとフォームも意識して走りやすいので、フォームの改善もやりやすいです。


休憩は長くとっても良い


1本、1本の間の休憩は長めに取ってもOKです。


心肺機能を強くするために行うわけではないので、追い込む必要はありません。


間隔を短くしすぎてしまうと、それはまたインターバルになってしまうので、インターバルにならないように休憩はしっかりとりましょう。


休憩をとることで、良いフォームでウィンドスプリントができるので、自分の中で呼吸を整えてから次の1本にいきましょう。


ウィンドスプリントは、メリットの多いメニューになりますので、ぜひ距離を走ったあとや、普段のジョギングのあとにやるようにしましょう。






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