【本日のご相談】リファラルについて

【相談内容】
Q:リファラルだけで5社ほど紹介が来ています。
 自分も経験年数が10年になり、リファラルで転職できることが一種のステータスのように感じています。
 とはいえ初めてなので、何か気を付けるべき点はありますか?

【回答概要】
リファーラルは格好よく見えるが、エンジニア(応募者)側のメリットよりも、むしろ企業(採用者)側のメリットが大きい。
もちろんリファラルがダメではないが、転職軸(今回の転職における要件)を定義し、その5社それぞれの”キャリア実現度”を冷静に測定し、リファラル以外の企業と”キャリア実現度”を比較してから意思決定しよう。
テック企業だけでも日本に数百以上ある。リファラル企業5社よりも”キャリア実現度”が高い企業は他に本当に存在しないのだろうか?

【エンジニア(応募者)側のリファラルのメリット】
・知り合いが最低1人以上いるので、なんとなく安心。
・知り合いが持ってきてくれた話なので、ある程度はスキル面やカルチャー面でマッチしていると思われる。
・選考回数が短くなる場合があるのでラク。

【企業側のリファラルのメリット】
・採用コストを抑えられる。
・そのエンジニアのことを知っている社員からの紹介なので、スキルやカルチャーフィットの面で大きなミスマッチは起きにくい。
・上記に関連して、一定の定着率を期待できる。
※入社するエンジニアの”キャリア実現度”については二の次になりがち。。

【こんなことにも注意しよう!エンジニア側のリファラルのデメリット】
・紹介者も企業も、自分のキャリア感や転職軸を必ずしも理解して入社を進めてくれているわけではない。
(今回の”転職軸”について紹介者に詳しく話しましたか?)
・知人からの紹介なので、「ちょっと違うかも」と思っても心理的に辞退しにくい。
(ぶっちゃけた辞退理由も伝えにくい)
・面接で質問の切っ先が鈍る。
(忖度なしのデリケートな質問がしにくい時がある)
・退職する際に紹介者がいると辞めにくい。
(紹介者を使って引き止めをしてきた事例も稀にあり)

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