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「死」を意識してみる

こんにちは、ヨウです。

今回は、「死」について考えてみました。27年という短い人生しか生きていない私の拙い意見ですので、軽~く読んでみてください。


自殺しようとした過去

私は、「コエール」というイベントで、このようなことをスピーチしました。

苦しみ続けた私は、自分の命を絶ち、全てを終わらせようとした過去があります。このことは、家族の誰にも話すことなく、ずっと蓋をしてきたことです。



生きているから、死ぬ

今現在生きている私たちは、必ず「死」というゴールを迎えます。それはどんな形で訪れるかは分かりません。

ただ確実に言えるのは、今この文章を読んでくださっている”あなた”も、いつかは「死」を迎えるということです。実は、「死ぬ」ということは、生きている限り逃れられない永遠のテーマであるのです。



「死」について考えるタイミング

あなたは、1日の間に、何回「死」について考えますか?

人生順風満帆な人は、そんなこと一つも考えないでしょう。今の生活が苦しくて、逃げたくて、何度も「死にたい」と考える人も少なくないでしょう。年を取って、病院通いが多くなってくると、「死」について考える回数が増えることでしょう。

また、人によって感覚も違いますから、些細なことがきっかけで「死」を意識する人もいれば、ひどい苦境に立たされても、死ぬことなんて微塵も感じない人もいるでしょう。


でも、よくよく考えると、問題なく生活できているときには、「死」なんて考えませんよね? 生物は、生きているから、いつか死ぬ。当たり前のことのはずなのに、意外と、私たちは「死」を意識していないのです。



自分が死ぬことは怖い?

そんな私たちの多くは、自分が死ぬことを恐れています。

大きな病気をして働けなくなったときのために保険に入ったり、健康を意識して生活を改善したりします。多くの人は、「死ぬことが怖い」から、こういった行動をとるのだと思うのです。でも保険に入ったって、死んだときにお金はもらえません。健康を意識していても、いつかは死にます。天国には、お金も健康も持っていけません。

それなのに、漠然と「死は怖いもの」と、みんなが思い込んでいるのです。



「死」は、自分のものではない

私は、自分で死のうとしたこともありますし、ぶっちゃけいつ死んでも世の中の誰も困らないし、自分が死ぬことなどどうでもいいと思っていました。


ある日、妻が私が(任意の健康)保険に入っていないことを指摘して、保険に入るように勧めて来ました。そこで私は

「いや、生命保険だけしっかりかけてくれればいいよ。病気したときは、素直に受け入れて遺書書いて死ぬから。死んで葬儀とか困らないようにだけ生命保険をかけておけば十分やろ。」

と伝えました。すると妻は、

「いや、自分はそれで済むかもしれないけど、あなたの命は自分だけのものじゃないんよ。助かるのに助けられないなんて、悲しい思いはしたくないから。」

と言いました。ここでやっと、「私の死を悲しむ人がいること」を実感しました。自分の存在価値なんて大したことないと思っていましたが、生涯を共にすると決めた相手がいること、その人が私を大切に思っていることに、こんなやり取りをしてやっと気が付いたのです。


私は、健康を大切にすることを意識して生活することに決めました。(ぶっちゃけ、任意保険はぼったくりだと思っているので…笑)保険への加入は妻に一任しています。私が決めることではありません。私の死でダメージを受けるのは、妻ですから。

その代わり、私が妻の健康保険のコースを選ぶことにしました。そうすると、妻の存在はお金には代えられない、と、結局2人でお互いにしっかりとどんな保険を選ぶかを話し合っていました。


結局、人の死は、自分のものではなく、自分を大切にしてくれる人のものだと感じたのです。



「どんな死に方をしたいか」を考えよう

保険の話はともかく、私は、「死なないように」ではなく、「どんな死に方をしたいか」を考えることにしました。所詮、生き物ですから、私もいつか死にます。だったら、家族が「いい人だったよ」と言ってくれる人間として死にたいと思いました。

人によって、どんな生き方をしていくか、多種多様すぎて、括ることはできません。でも、どうせ死ぬなら、「良い死に方」をしたいと思いませんか?

私は、家族に見守られながら、「我が人生に一片の悔いなし!」と死んでいきたい。また、妻にも「思い残したことはない」と言って死んでもらえるようにしたい。そう考えると、あなたの目の前にいる人の命は大切ですし、街ですれ違う見知らぬ方も、誰かの大切な命だったりするのです。「死」について考えることで、より毎日を一生懸命に生きることができるのです。



そんな「理想的な死」というゴールを目指して、私は悔いのない毎日を生きていきたいと思います。


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