見出し画像

【コラム】#8 ふさわしい愛し方と、美が生まれるところ

自然の風景、芸術の調べ、人の心、道徳の光、精神の奥深き美…。その美しさは、言葉に尽くせぬ魅力が宿ります。しかし、その美しさが生まれる源泉とは一体何でしょう…。


こんにちは。リサ@サブミッシブです。

今回は「ある女性たちの美」についてのお話です。


*:.┈┈┈┈✽.。┈┈┈┈✽.。┈┈┈。.*


容姿のとても美しい女性2人、黒髪に、アジアの面影を宿す女性と、金髪に、ロシアの風情を漂わせるもうひとりの女性。そして、彼女たちのその後ろに、地味な冴えない感じの小柄な男性。

ワタシが人生で初めて、イスラム教に基づく一夫多妻の夫婦に会ったのが彼らで、その男性にはもう2人、計4人の妻がいました。


どこの国からだったかは記憶に定かではないのですが、彼等の訪問は地元のニュースでも取り上げられ、その取材現場の後方にいたワタシは、今まで聞いたことしかない文化の一片を直に目にし、不思議な感じを覚えたものでした。


取材諸々が終わり、その女性2人と雑談できるひととき。ワタシは一夫一妻制の文化で育ちましたから、彼らの関係性に於いて個人的に気になるのは、女同士の嫉妬心、ライバル意識、夫がいずれかの妻に対して寵愛の偏りがあったら…。
日本も歴史的に、ある特定身分に於いて一夫多妻の時代があり、彼らの人間模様を映画やドラマ、小説と言ったもので見聞しているか故にもたらされる疑問や好奇心。いろいろ尋ねた覚えはあるなかで、その時、大きく印象に残ったことが2つあります。


ひとつめは、

複数の妻を持つ夫は、経済力と器の大きさが必要であること。

それぞれの妻の個性を知り、それを尊重し、それぞれに相応しい愛し方する。それが夫の能力としてとても重要になるということ。ある種の欠乏感、満たされない想いなどが他の妻たちとの比較、それによる嫉妬をもたらし、関係の均衡を崩すことに繋がるでしょう。(この均衡に関しては、実際はどうなのかは分かりませんが、少なくともワタシが当時感じたのはとても穏やかなものでありました。)

そう思うと、この寡黙で地味な雰囲気の主人が持つ能力(とりわけ女性を見る能力)と彼女達に相応しい対応や扱い方ができる能力、という点で、見え方は一気に変わってきます。


そして、妻たる女性の美しさは…

​​彼女達との雑談を終えたワタシに、同行していた男性が近づいてきて、次のように言いました。

彼女たちは、家の中でこそ夫のために更に美しく着飾っていて、
彼女たちの美しさは夫のためにある。

​そう聞いて、振り返って夫婦3人を見た時、夫に向けられた2人の一段と美しい笑顔と、それに満足気に応える夫の表情…。


*:.┈┈┈┈✽.。┈┈┈┈✽.。┈┈┈。.*


さて、あなたのその美しさは何のため、誰の為でしょう?
何のためでもない、自分自身のため、という答えも勿論あります。

しかし、とかく、人の目や他者との比較、社会の情報や期待に囚われ、その場に於ける自身の「美」を追い求めることがあります。そのような行為が必要な場面や状況もあるのかもしれませんが、そればかりだと、それは即ち自分の「美」に対する軸の欠如、と言えるのではないでしょうか?

先ほど述べたように、自分自身のためであることも重要ですが、さらに根源的な支えとして、意識として、あなたの最も身近で最も大切な人がそのあなたの「美」の発生とそのものを共に享受できるならば、お互いの関係性をより強固にする重要な要素、となるのではないでしょうか…。


by リサ@サブミッシブ



✅質問はこちらから

✅BDSMtest診断

✅プロフィール


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?