見出し画像

同僚にセカンドオピニオンを勧められた結果、私はまだ社会人を続けている

ADHD兼うつ病の診断を受けている社会人です。現在新卒で入社した会社で4年目を迎えています。今回はうつ病の診断を受けてから病院へ通うようになった経緯と、その結果についての備忘録です。

アスペルガー症候群は発達障がいの一つで、社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などを特徴とする、自閉症スペクトラム障がいのうち、知能や言語の遅れがないものをいいます。

冒頭にADHDと記載いたしましたが、最初の診断名は「アスペルガー症候群」です。確か今は診断名が統合されて変わったと記憶しています。診断を受けたのは小学生の頃で、かれこれ10年以上の付き合いになります。

うつ病になったのは社会人になってから2年目を迎える頃でした。しっかりしなきゃという気持ちで無理をしたのと、人間関係の都合などで体調を崩し、病院でうつ病と診断されました。

一つ目の病院

現在の心療内科と呼ばれる心の病気のための病院ですが、昨今非常に予約が取りづらいことは皆さんご存じでしょうか。

私も類にもれず3件病院を断られています。過去何度かカウンセリングなどは通ったことがあるので、病院に行くことには抵抗がなかったのですが、その病院が予約が半年以上待ちなどばかりで、病院に行くという最初のステップが非常に難航していました。

たまたま私はネットで見つけた病院に滑り込むことができ、通うことになります。
半年ぐらい通ったのですが、その結果は以下の通りです。

一つ目の病院に通った結果

非常に強い頓服を服用していました。
薬が合わないと伝えるとさらに薬が増えていく病院だったため、どんどん薬の容量は増えていき、苦しい辛い時に薬を服用すると、気絶するかのように仕事中に意思とは関係なく寝ることが増えていきました。

あとから会社の方に聞いたのですが、当時は休暇を取らせて療養させる案も出ていたようです。

しかしそんな状態でも休むと二度と会社に行けなくなるのではないかという不安からずっと出社はしていました、有給消化も現在までほとんどしていません(たまに休みます)

出社しても午後丸ごと寝てしまうようになっていたために、非常に会社には迷惑をかけましたが、幸いにも上司や環境に恵まれており、色々試行錯誤をしていただきながら(起こしてもらったり、寝る時間を与えてもらったり、打ち合わせ内容がすっぽ抜けた時に再度打ち合わせをしていただいたり)していただきました。

転機

病院に通い始めてから半年、自分の部署だけ場所が異動したために不調に関しては部署の最低人数しか知られてませんでしたが、このままではだめだという意識はありました。
出社していても寝ていては仕事になりませんし、打ち合わせで陽気にしゃべっていても10秒後には記憶を飛ばしていたり散々でした。

「LUYさん、僕と一緒に病院に行きましょうか」

私より後に入社された人でしたが年上の同僚(のちに上司になる方)が、ある日声をかけてきました。

「別の病院を探してきました。予約も取れたので一緒にいって今の環境を伝えましょう」

正直怖かったです。病院を紹介するといってまた仕事に不調が出たら今度こそ捨てられる、そういう気持ちで最初は非常に抵抗をしていました。

「捨てたりはしないです。LUYさんしかできない仕事もあります。でもまずは体調を整えるところからです。だから、病院へ行きましょう」

次の日午前休を取り、同僚と病院に行きました。
私は診察時ほとんど何も話せず、同僚が薬に関する不調や今の環境との折り合いが付かずに苦しんでいる事、どうにか薬物治療の方法を変更したいと伝えてくれました。

結果

私は今、同僚に勧めていただいた病院に今も通っています。

頓服は非常に効果が落ちましたが、眠気覚ましを出していただいたこともあり、今は仕事中に寝ることが無くなりました。

まだ精神的に安定しているとは言えず、体調共に崩していますが会社にも病院にも通えています。

あの時精神的に苦しんでいたけど病院や薬に固執してこれしか駄目だと思っていた自分を違うよと諭してくれた会社や同僚には今でも感謝しています。

病気はこれからも長く付き合っていくことになると思います。

それでも変わるきっかけを与えてもらったことを忘れずに少しづつ自分自身も変わっていければいいな、とそんなふうに思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?