元気が出て最高にHAPPYになれる映画『ドリーム』を見て欲しい!
映画も趣味の範囲でよく観るけど、沢山の種類よりお気に入りの一作を何度も繰り返し見る派です。
ミステリーやノンフィクション、アクションが派手なシリーズ物とかMCUとかをよく見てます。
そんな私が、もし人からおすすめの映画何かある?と聞かれたら、迷わずに今回取り上げる「ドリーム」だと答えます。
まだ黒人差別がある米ソ冷戦時代、ロケットを月に飛ばすためNASAに計算係として働いていた女性たちのお話です。
とにかく明るく前向きで元気になれるハッピーな映画です。
勿論終始ハッピー映画とは違いますが、観終わったあとの満足感はかなり高いです。
あらすじ
この映画を見るにあたって必要な前提知識が2つあります。
1つ目は米ソが冷戦時代であるということです。
冷戦時代、アメリカとソ連が力を入れて争っていたことがどちらが先に月に行けるか、宇宙に行けるかということでした。
ロケットに人を乗せて飛ばし、無事に戻ってくることを成功せること=優れた技術力を持っていることを世界に示せる、ということがこの時代とても重要視されていた、ということを頭に入れておくだけで、彼らの必死さが伝わってくると思います。
2つ目は当たり前のように白人と白人ではない人(No colored)が区別されており、特に女性の立場は弱いものとなっている時代だということです。
ここら辺は映画の中で描写がしっかりあるので、実際観て確かめるのがいいかと思います。
登場人物
キャサリン・G・ジョンソン(演:タラジ・P・ヘンソン)
超優秀な計算係として女性としても黒人としても初めてNASAの宇宙研究本部で働くことになる。
周囲は男性で白人だらけ。しかもキャサリンの存在は他のメンバーからは歓迎されず、計算するために来たのに黒塗りの資料ばかり渡される始末。
子供を3人育てているが、本作では恋愛要素もある。
ドロシー・ヴォーン(演:オクタヴィア・スペンサー)
黒人女性計算係の中で彼女たちを束ねる立ち位置。
しかし、黒人女性に役職を与えることはなく、実質的なリーダーにとどまっていた。
しかもスパコンを導入することになったため計算係として雇われている彼女たちの居場所すら危ぶまれることとなった。
メアリー・ジャクソン(演:ジャネール・モネイ)
エンジニアを志望しているが、白人の男性しか受けられない授業を受け、資格を取らないとエンジニアとして働くこともできない。
働くだけの能力も意欲もあるにも関わらず、女性で黒人というだけで機会が奪われている。
しかし彼女は諦めず、裁判所で嘆願を行うことにする。
その他
他にも、キャサリンの厳しい上司役にケヴィン・コスナー(言わずと知れた名俳優)、キャサリンたちと違う白人女性の上司としてキルスティン・ダンスト(初代スパイダーマンの彼女役)が起用されていたり、キャサリンの相手役にマハーシャラ・アリ(アカデミー作品賞を獲ったグリーンブックのピアニスト役)などが脇を固める。
人物紹介はあえてサラッとしか書いていませんが、ぜひ映画を見て彼女たちがどのように困難を乗り越え、道を切り開いたか見てほしいです。
ここを観て欲しい
・不遇な立ち位置のキャサリンが持ち前の頭脳で白人男性たちを黙らせていくところ(マジで最高)
・キャサリンの子供たち(めっちゃかわいい)
・3人の友情(大人の友情に乾杯)
・キャサリンの恋愛(きゅんです)
・エンドロール(泣ける)
最後に
ざっくりまとめましたが、見て絶対に損はないです!
ぜひ一度、観てみてください。
きっと何度も見たくなる映画になると思います。
2022年7月現在、サブスクでは「Disney+」でのみ観れます。
レンタルか買い切りでしたら各サイトで配信されています。
私はこの映画を見る度に最高にハッピーで前向きな気持ちになります。
このnoteを読んでくれた方が少しでもお気に入りの映画に出会える手伝いが出来たら幸いです。