テレワークの本当のメリット
テレワークが本格的に社会に浸透してから、4年が経過しました。
テレワークに前向きなビジネスパーソンに、その理由を尋ねると、「通勤の必要が無いから」が最多です。
しかし、それでは、テレワークのメリットを享受しきれていないでしょう。
ここでは、テレワークのメリットを深堀りして解説し、普段の仕事の仕方も、考えてみましょう!
意思疎通を非同期化するメリット
非同期化された意思疎通とは、メールやチャットのことで、お互いのコミュニケーションを取る際に時間を合わせる必要がありません。
つまり、お互いの時間を邪魔せずに仕事ができるということです。
もし何か作業に集中している場合は、その作業に一区切りがついてから、反応できるので、業務の効率化が図れます。
私個人の意見ですが、仕事中に最も苦痛なのは、思考が妨げられることです。
せっかく集中力が頂点に来ているのに、「電話です」「会議です」と言われ、連れ戻されるのです。
一度思考が妨げられると、もう一度頂点に達するまでには、多くの時間を要します。
そう考えると、思考を妨げない意思疎通をするだけで、仕事が大幅に効率化できることが伝わるでしょうか。
また、メールやチャットであれば、記録も残ります。言った・言わないでトラブルになることも防止できます。
一方、同期化された意思疎通は、電話や会議のことで、お互いのコミュニケーションのために時間を合わせる必要があります。
これでは、何か作業があっても、いちいち中断せねばなりません。
一応参加するだけの会議は、時間も無駄になります。
テレワークのメリットを享受していない人が多い
さて、テレワークという、非同期化された意思疎通ができる環境にありながらも、それを活用しない人が多いと思います。
都庁職員もそうでしたが、サラリーマンもしかりです。
せっかくテレワークをしているのに、電話やウェブを利用した会議・レクをやろうとします。
これでは、宝の持ち腐れです。
昔からの慣習も影響しているでしょうが、この人たちのほとんどが、非同期化された意思疎通のメリットを、理解していない傾向があります。
特に、年配の人ほど、昔の習慣を重んじ、メールやチャットを軽視している傾向があります。
職場にそのような人が一人でもいると、周囲もそれに合わせざるを得ない場合が多いです。
繰り返しますが、テレワークの最大のメリットは「通勤しないこと」ではありません。
そういう考えの人は、ただ楽して金を稼ぎたいだけで、仕事に主体性を持っていない方が多いと思います。
これを読んでくださっている方は、テレワークをする際に、電話や会議、レクをやめてみてください!
驚くほど、仕事がはかどると思います。
ちなみに、私が都庁職員時代に考えていたことは、庁内で意思疎通をする際、電話や会議、レクを原則禁止にすることでした。
ただの理想で終わってしまいましたが・・・
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