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【随想】風って大事

今年は北海道も猛暑だった。

エアコンを取り付けたという話をあちこちで聞いた。

我が家は今年もエアコンを見送ったが、
サーキュレーターを一台導入した。

これがなかったらと思うと、恐ろしい。
多分、寝られない日がもっと多くなっていたと思う。

ただ、サーキュレーターを点けて寝ると、鼻と喉をやられる。

だから、寝室の窓も開ける。

日によっては夜中3時くらいには寒い風が入ってくるくらいだ。

お風呂上がりは外の風にあたる。
自然風は気持ち良い。

庭の作物たちも、メダカたちも風があると調子が良さそうだ。

コンポストでさえ、ときどき撹拌して風や空気に晒すと腐敗から発酵に向かっているような気がする。

風が嫌な時もある。
かつて、自転車通勤をしていたときには、雨以上に風が嫌だった。
自転車の向かい風ほど辛いものはない。

登山によく行っていた頃も、風が強くなってくると体感温度が下がるので一枚着込まないといけなくなるのでいやなものだった。

その他、墓参りする時などマッチに火が点いてもローソクに移すまでの間に風で消えたりするので嫌なものである。

総じて言うと、
文明的な生活をしていると、風の有り難味がわからなくなってくる傾向がある。

一方で、
風のエネルギーは凄まじい。
今日もニュースで街路樹が根こそぎ倒されていた。

我が家の庭の棚も風で倒された事がある。

風は目に見えないものなので、忘れられがちだが極めて重要な自然現象である。
普段から畏敬の念を忘れずに生活すれば、自ずと対策もするようになるし、
そのエネルギーを活用できる場面は少なくないと感じる今日この頃である。

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