何者かになれるとおもっていた【創作大賞2024応募作エッセイ部門】
社会人になって数ヶ月がたった。
学生の時に描いていた社会人像とは異なることが多いが、今日もスーツを着て出勤する。
数ヶ月前の生活とのギャップが大きく、心がついて行かないこともあるが社会のレールに振り落とされないように必死にしがみつく。
この生活があと40年も続くのか。。。
そう思うと胸が張り裂けそうになる。
友人は当たり前のように社会人になれているのに、自分はなれていない。
どこかでまだ学生気分である。
学生の時、社会人の話を聞くことが嫌いだった。
理由は単純で毎日が楽しそ