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理系学生の研究室の選び方

私は私立の理系大学に通うM2(大学院2年生)です。
今回は理系学生には避けて通れない研究室配属について書きます。

研究室見学がスタートすると究室をどこにしようかと考える人が多いと思いますが、何を決め手に選ぶべきか分からない人が多いと思います。

研究室に求める要素はたくさんあると思います。
(研究内容、研究費を持っているかどうか、研究室の雰囲気、教授の指導方針、活動頻度、飲み会の数)
行きたいと思った研究室が複数あった時にはたして何を優先するべきなのでしょうか?

私は大学院進学を考えていない人は教授の指導方針(緩いところ)で、大学院進学希望の人は研究室の雰囲気で決めるべきだと思います。

まず、学部卒予定の人について。。。
学部卒の人が重要視するべきは、研究の負担を限りなく抑えて残りの学生生活で自分がやりたいことを優先するべきです。
一年の研究で何かしらの成果をだそうと思ったら、研究に相当な労力を割く必要があります。
しかし研究成果を出したからと言ってその後の自分の人生に何かしらのインセンティブがあるかというと決してそうではありません。
それならば、研究はそこそこに自分のやりたいことを優先するべきだと思います。

次に、大学院進学予定の人について。。。
大学院進学予定の人が重要視するべきは、研究室の雰囲気です。
特に大学院生の雰囲気を配属前に確認した方がいいと思います。
例えば大学4年生に研究室に配属されて、そのまま大学院に進学すると、3年間研究室に所属することにいなります。
社会人で言えば会社の中の1つの部署で過ごし一人前になる期間のようなものでしょう。
しかも、会社と違って就業時間があるわけでもなく、研究室によったら土日も関係なくあうことも多いでしょう。
また、大学院生活は必ずしも順風満帆に行くわけではなく、学会発表前や修論執筆時、日々の進捗ミーティング前の資料作成など、追い込まれる瞬間はたくさんあります。
その中でともに励まし合える仲間がいるかどうかという点は非常に重要です。
そのため、人間関係を最優先で重要視するべきです。
研究内容は3年間も扱っていれば愛着もわきます。

もちろん、大学のレベルによっても考え方は変わると思いますが、ほとんどの学生には当てはまる考え方かなと思っています。

研究室配属は理系学生の運命の別れ道といっても過言ではありません。
選択を過ってしまうと、体調やメンタルを壊す人も少なくありません。

この記事を参考に少しでも充実した研究室に所属できることを願っています。



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