アイデアが採用されないなら、実績か商品を作ってしまえば良いのに

アイデアだけでは採用される企画にならない。
この動画では、実績のない人が、アイデアを企画にして、少なくとも門前払いせずに、検討してもらえる企画書を書くにはどうしたら良いかがメインだ。
特に、出版社に企画書を持ち込んで書籍にするための検討をしてもらえるかどうかを例に説明している。

アイデアを企画にするには
 ・企画の市場性
 ・著者適正
 ・意欲
が必要だと説明されている。

■企画の市場性
「企画の市場性」は、その企画が商業的に成功する見込みがあるかどうかだ。
ここは、企画を採用する人が金をかけても儲けが見込めると錯覚させられれば良い。もちろん、実際に儲けられれば良いが、結果は誰にも予測できないので重要ではない。これは商業的に成功する可能性が高いと思えば、ここはクリアできる。
元のアイデアが儲けを生むように説明できれば良い。
例えば、これはニッチ過ぎて商売にならんよな。と思わせずに、興味を持つ人は少ないけど、その人たちはお金をバンバン使いまっせ。という風に説明できれば良いだけだ。「儲かりまっせ」と言えれば良い。
「儲ける」という視点でアイデアを再構築すれば良い。ニッチなアイデアを金持ちに売るのか、大衆向けのアイデアを薄利多売するのか。そんな感じ。

■著者適正
「著者適正」は、企画を実現するのに適した人なのかどうか。
すでに実績がある人、売れっ子作家に関しては必要ない。
売れっ子が書く売れた商品の続編だったり、同ジャンルのものだったりすれば、手堅いし、たとえ新ジャンルでも、売れっ子が新境地に挑戦といえばパスできる。
しかし、実績がない人には敷居が高くなる。財布のひもが固くなる。目が厳しくなる。
ただし、その企画をやるのに適していると思わせられればクリアできるかもしれない。例えば、世に出ている実績はなくても、その道の研究成果を示して誰よりも知識や技術が高いことを証明するとか、女子高生が女子高生の視点で経済を語るとか、ニートがニートだからこその視点で戦争を語るとか。
この企画をやるのには、自分、もしくは、自分のチームが適任だと思わせられれば良い。もちろん、ハードルはかなり上がる。

■意欲
金を出した分、企画を実現、完成できるだけの意欲熱意があるかどうか。
それはコミュニケーション力だったり、プレゼン力だったり、どれだけ相手を説得できるかという保証だったりする。
ここは、数をこなせばできるようにはなるもんだ。

■実績作り
と、ここまで色々と見てきたが、企画を通す最短ルートは、企画を持ち込もうとしている企業や団体に入って実績を作ることだ。
実績を作ってから、社内で企画を通す側になった方が数倍早い。
大きな実績を作れば、独立してやることもできる。(めんどいが)

■作ってしまうという手もある
実際に考えた企画があって、商品化ができるなら、その商品を作ってしまうのが一番良い。企画書だけでなく、本書いちゃって持ち込むとか商品をイメージできるプロトタイプを作って量産したりマーケや営業に金出しませんかの方が良い。

俺なら、「実績作り」か「商品作り」かをお勧めします。

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