内なる世界との出会い〜ツインレイ〜

　「ツインレイ」という概念に出会ってから、私は恋愛に対する全く新しい視点を持つようになりました。

多くの恋愛と、この言葉自体が指し示すものは全く違っているからです。

「ツインレイ」との出会いは、考えられない様なときめきや幸せが続く..というものではなく、むしろ、現実の一部として存在し、それは従来の恋愛が持つイメージ（期待、願望）や〈夢〉としている性質を浮き彫りにするものです。

人類において恋愛という物語は、しばしば理想や願望という夢を相手に投影し、その反映を求めがちです。なぜなら恋愛は、自己表現の場であり、自己のアイデンティティや感情、価値観を探求することでもあるからです。

しかし、ツインレイとの関係では、これらの夢の部分が消え去り、より純粋な自己の形が現れるのです。


心理学の観点から見ると、「自我」と「投影」は私たちの意識の重要な部分を形成します。自我は自己認識の基盤であり、外界との関係を築きます。外側の世界との結びつきをもたらしてくれます。

夢である恋愛は、無意識の欲望や願望の象徴的な表現であり、外側の世界（現実）がこれらを具現化していきます。

一方、ツインレイとの関係では、これらの概念を超え、もっと根本的な自己とのつながりに焦点を当てるのです。それは内側の世界との出逢いでもあるでしょう。

ツインレイとのつながりは、夢の世界を超え、現実の世界での真の自己認識と統合を促します。これは私たちの存在と認識の本質についての探求です。

ツインレイと言われる相手の存在が
広大でたったひとりの大きな存在にみえるのは、
自分自身の内なる大きな世界を映し出す存在だから。

外側の世界に映し出された願望なる出会い。
内なる世界として映し出された存在として出逢い。

これは似て非なるものです。
そして、内なる世界との出逢いがこの現実世界に滑り出し、溢れ、現実創造が起こっていきます。

それが夢のパターンの継続ではない、クリエーションの連動が始まっていくのです。

また、ツインレイの関係は、一喜一憂する二極性の感情から離れたものです。

夢である恋愛では、喜びと悲しみ、愛着、期待と失望といった感情が頻繁に現れます。その振り子の摩擦熱によって、自分や相手を実感できるようになっています。

ツインレイとの関係では、これらの極端な感情から解放され、より穏やかで安定した状態へと導かれます。東洋哲学の陰陽のバランスや中道の考え方は、この状態をよく表しています。

ツインレイとの関係は、
内なる声や魂からの呼びかけである。

精神心理学、特にユングの理論においては、アニマ（女性的な内なる側面）とアニムス（男性的な内なる側面）の概念があります。これらは個人の全体性を形成するために統合される必要があり、ツインレイの関係は、これらの内なる側面の統合という視点からも理解されることがあります。


ツインレイとの出逢いは自己発見の旅、魂の成長、精神的な覚醒のプロセスであり、現実世界の枠を超えた究極的な自己実現の旅です。

ツインレイは、私たちが自己の深い内面に向き合い、真の自己を受け入れることを助けてくれます。彼らは私たちの魂の鏡であり、自己と宇宙の真実に近づくためのガイド。

そのツインレイという相手そのものは、
貴方という内なる世界の反映ということをお忘れなく。

そうして発見することが、さまざまな苦しみや比較や特別意識はないのだと教えてくれます。その上に成り立たせてきたペルソナもアイデンティティも、あなたの内なる世界に溶けていくでしょう。

ツインレイとの関係は、私たちが自己の真実を理解し、この外側の世界でも魂のレベルで深いつながりを経験することを可能にします。

これは、現実の枠を超えた、究極的な自己実現の旅であり、私たちの魂の進化に欠かせない部分です。


ツインレイとの出会いは、自己と宇宙の真の本質を探求する旅であり、私たちの人生における最も重要な旅の一つとなるでしょう。