見出し画像

[vol.1] 人間関係でストレスを感じたときに使える対策パッケージができた。

こんにちは、るんさです。私は現在社会人3年目、20代後半です。職場での人間関係と職場環境で悩んでしまい、4ヶ月半前に適応障害と診断され、現在休職しています。


前回までのあらすじ

先日投稿した[vol.0]では、復職へのプロセスを物語ととらえ、公開したら面白いのでは?と思い、その決意やきっかけを述べました。そして自分が復職するためにまず必要なことは、今の自分の思考の癖を認識し、考え方を良い方向へ変えていくことだ、と考えました。そうすることで、不必要にストレスを溜め込むことのない自分に変えることができる、といったことを述べました。

今回の内容

さて、今回からようやく本題に入ります。休職して以降、私は心身やメンタルに関する書籍を何冊か読み、大変感銘を受けました。各書籍に大切なことがたくさん散りばめられていました。ふと、それらを自分で順序立ててまとめてみたいと思い実践してみました。その結果、タイトルにもある通り、「人間関係でストレスを感じたときに使える対策パッケージ」ができました。完全に自己流ですが、様々なケースに対応でき汎用性はあるのかなと考えています。今回はそのパッケージの中身を紹介します。それと併せて、具体例として私が休職前に実際に抱えていた悩みを記述していこうと思います。

このパッケージは全部で7つのステップに分かれています。少々工程が多いですが、1つずつそれぞれ違った意味合いがあり大事なので省かずにやっていきます。各ステップの概要は以下にまとめますが、各ステップの詳細はそれぞれ記事を分けて書いていこうと思います。本日は、最初の土台になるステップ0のみの紹介になります。
ここでポイントなのが、このパッケージワークをやる際は、紙に書き出して実施していくことです。頭の中だけで考えるとグルグルしてしまい、まとまらないことが多いです。思考の外在化とも言いますが、悩みは書き出して言語化するのが非常に効果的なので、ぜひ実践してみて下さい。

参考文献は以下の通りです。
①「ストレスや不安を抱える人へ 自律神経が整う考え方」原田賢 著
②「自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法」水島広子 著
③「仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本」心屋仁之助 著
④「本音を言おうとすると涙が出てくる」ゆりか 著

パッケージを構成する全7つのステップの概要

ステップ0 : 記憶の想起
ステップ1 : 自分の受け入れ
ステップ2 : 自分と他者の比較
ステップ3 : 他者の受け入れ
ステップ4 : 自分の考え方の癖の自認
ステップ5 : 自分の考え方の分岐
ステップ6 :  新しい自分のセルフイメージ
ステップ7 : 他者を許す

ステップ0 : 記憶の想起

まずやるべきことは、記憶の想起です。自分の中で悩みのタネとなっている、人間関係でストレスを感じた出来事・しんどいなと思った出来事を思い出し、書き出します。こんなことを言われた・こんなことをされたといった事実から始まり、自分はこんな感情を抱いたとか、ストレスを感じた結果このような症状が現れたとか、思い出して書き出してみましょう。ここでは取り繕う必要はなく、思った感情のままに書き出して問題ありません。

【るんさの具体例】
私は2023年の1月に、社会人生活で初めて異動を経験しました。大したものではなく、隣のグループに異動する程度のものでした。異動した先のグループの人々も全員顔見知りであり、中には話したことのある先輩もいたため、少々不安はあるもののそこまで大きな変化はないだろうと思っていました。
異動したのち私は、業務内容の中でもある特定のエリアを、主担当の先輩Aさん(12年目)の元で副担当として任さることになりました。過去に先輩Aとは雑談レベルで話したこともあり、気兼ねなくコミュニケーションを取れるだろうと思っていました。しかし実際は、雑談していたときに密かに抱いていた違和感が、仕事でのコミュニケーションで顕在化しました。
先輩は、プライベートで友達と喋っているようなおちゃらけた口調なことが多く、早口、そして「1聞いたら10倍で返ってくる」というほど余計な情報まで長々と垂れ流し、結果、話がまとまらず何を言っているのか分からないのです。その間相手の顔色など伺わず、相手を置いてけぼりにしてしまいます。
そんな先輩と対極に私は、丁寧な喋り方だねと人に言われるほど、言葉を選びながらゆっくりじっくり喋ることが好きです。聞き手の顔色を見ながら話し、相手の言葉をも一つ一つ拾い、時間をかけた丁寧な会話をします。
つまり何が言いたいかというと、まるでピッチングマシーンな先輩と、文字通りキャッチボールをしたい私が会話をしようとすると、否応無しに私が圧倒されてしまうんですね。先輩から怒涛のように発せられる情報の嵐に溺れ、もはや何の話をしているのかも分からなくなり、パニックになってしまうんです。
「そうなる前に分からなくなったら途中で止めて質問すれば良いじゃない」もちろんしたことはあります。ただ、質問したことに対して先輩が簡潔に答えてくれれば私も負担ないのですが、ここでも1聞いたら10倍返ってくるのです。そしてその質問への回答もよく理解できない。そうしている間に本題から脱線し、会話が発散して私が溺れてしまうのです。
これはひとえに、私の経験が浅く、専門用語などを理解できないことに原因があると思います。また、人に対してハッキリ物を言えない臆病な心があることも原因だと思います。ただ、Aさん以外の先輩に分からないことを質問すると、結構すんなり理解できるのです。「だったら最初から他の先輩を頼れば良いじゃないか」そうしたかったのですが、業務の棲み分けがかなりハッキリしており、また先輩Aが経験豊富でAさんしか分からないことが多々あったのです。
(このような状況になり、ようやく上司に相談しました)
先輩Aとの会話でパニック状態になったとき、私の体への反応としては、冷や汗が出て、呼吸が浅くなり、声が震えて喋りづらくなりました。最終的には頭がキャパオーバーを訴え涙が出てきました。そのようなことが何回か続いた結果、先輩Aに喋りかけるのが怖くなり、避けてしまうようになりました。避けるとますます苦手意識を持ってしまい、先輩と直接喋っていなくても先輩の言動にイライラしてしまい、しまいには存在そのものが嫌いになってしまいました。

次回予告

思いの外、長文になってしまいました。今回のステップ0はただの愚痴大会になりましたね、失礼しました笑
続いてのステップは、ステップ0で書き出した自分の感情、情けない恥ずかしい感情も含めて、全部認めてあげる工程です。ここから全てが始まります。この工程を踏まないと、自分の感情を無下にして蓋をしてしまうことになってしまうからです。詳しくは次回見ていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?