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遺体から観ないで。

僕の心が特別だったら、僕はきっと普通になりたいです。

僕の耳が聴こえすぎたなら、僕はきっと鼓膜を破り捨てたいです。

僕の瞳が感情を見たり落としたりする道具なら、僕はきっとこの瞳を潰したいです。

僕の口が君を傷つけるのなら、僕はきっと口を縫いつけてしまいたいのです。

僕はきっと独りがお似合い。

近づかないから近寄らないで。
触らないから触らないで。
求めないからあっちへ行って。

僕を叩かないで。
僕は道具じゃないよ。

痛いです。

僕の心が、痛いのです。

もう何も要らないから
独りにして。




この感受性に、ドナーを。


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