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朽ちたい花に午後の病室

耳奥が騒がしい。
遠くで鳴る救急車のサイレン。
五月蝿いな。
僕の指から指輪が落ちて僕も堕ちた。



ような気がした。


瞳が窓辺に


君が於いて行った花を見つけてさ
嗚呼、


朽ち果てる運命をわかっている花は
凛としていて美しいね。
朽ち果てると知っているから美しいんだ。
きっとそうだ。





最果ては何処だろう。

行きたいな。





嗚呼。

生きたいな。



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