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引きちぎってよ。

僕の中にこんなにも言葉が溢れ出る
破裂してしまいそうな程きっと
多分、そう多分だよ
この言葉たちが僕の支配者なんだ
たまにね
早く胸を引きちぎって出たいと叫ぶんだ

叫ぶんだ 強く

強くだ

僕を支配してそして尚も縛る言葉が散らばって
時間が経つとたまに固まって
僕の胸を叩くんだよ強く強く強く強く
どんどんとゆう音がしたら合図だね

心臓を内側から撃たれたように
僕の胸を通って出たいと心臓を打って撃って
口から溢れ出る言葉たち
溢れ出る言葉が止まらなかったら
僕を普通と呼ばない人間たちがやってくる

僕は言う


僕は君じゃない
君も僕じゃない


僕は人間じゃない

バケモノの僕を僕は受け入れてあげる

解る理由がない君たちに
だから
解らなくていいんだ
僕は独り残されたと知っている
解らないでくれ

君は
人間なんだ


早く早く
胸が苦しい




溢れ出る言葉が
とりかたまって絡まって僕はまた独りかな

寂しいけれど大丈夫
僕には僕がいる
寂しいけれど胸の内は独りじゃない
僕には僕がいる

#詩 #ポエム #poem #生きづらさ #小説 #cakesコンテスト

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