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31歳のハローワーク

まだあと2週間くらいはギリギリ30歳です!!
あぁ、2月になってしまった。。

これまで、毎年冬になると

「こんちわー!!冬季うつでーす!!!」

必ずと言っていいほど、大きな気持ちの落ち込みや希死念慮、厭世感が脳内にワラワラとやってきていたのですが、今年は比較的大丈夫かもしれない。
(冬季うつ体質のくせに冬生まれなんだよね〜。)

もし私が急に情緒不安定な言動をしだしたら
「あ〜、冬だからねぇ^^」と思っていただければと思います(とはいえ冬に限らず、情緒不安定なのはいつものことですねww)


さて、「30代」を一年間過ごしてみました。
新人30代、酸いも甘いもわからない青二才です。

去年の誕生日を迎える前、やはり
10年間お世話になった「20代」からの強制退去があまりにも怖くて不安でした。人生終わるかと思った。 終わりません。

これまではどんなに人生詰んだとしても
「まだ若いんだから大丈夫よ!!」
「まだ20代でしょ?いくらでもやり直しきくから大丈夫だよ!!」
と言われていたのですが……


それ、裏を返すと
「若くなくなったらやばい」ってコト?
「30代以降はやり直しはきかない」ってコト?

(՞⸝⸝o̴̶̷̥᷅o̴̶̷̥᷅⸝⸝՞)
わァ…………ァ…………無理ぽゅ…………

端的に言って絶望でしたね。。Hahaha。。


確かに、去年30歳になったばかりの4月
転職活動をする中でちょいちょい見かけたのが

「応募資格:29歳以下の方」

やめてエエエェエエェェエエエェ!!!!
あたし1ヶ月半前は29歳だったのにイイィイ!!
(効果音:縦ロール髪のお嬢がハンカチを噛む音)

たまに29歳じゃなくて34歳のところもあったのですが、やーー……年齢制限、怖ぁ……

気付いたらワーホリに申し込める年齢とか
なんらかのオーディション?を受けられる資格とか
知らないうちに「年齢制限」をオーバーしていること、いっぱいありそうですネ。ぴえんぬ。


『13歳のハローワーク』

タイトルをもじらせていただけるほど詳細に読み込めてはいないのですが、きっとものすごく沢山の人にヒントを与え続けている一冊。

さて、その中に収録されている職業のうち
今から「なれる」可能性のある職業はどれくらいまで減ってしまったのでしょうかね。。

とも思うのですが、おそらく今読むと
学生時代の自分が読み飛ばした&存在にすら気づいていなかったようなページに、めっちゃめちゃ興味が湧くと思います。(あるいは、過去読んだページに書いてあることの意味が、より解像度高く理解できるようになったと思います。)


確かに職業や生き方の選択肢は
ピチピチの10代の頃より減ったし、
可能性の塊だった新卒の頃より減ったし、
さらに20代半ば〜後半の頃より減りました。

そして今後もどんどん減ります おそろしや。。



ただ、(いきなりRPGの話になりますが)
下記についてはめっっちゃ増えてると思います!!

「けいけんち」「レベル」
「じゅもん (スキル、技) 」
「もちもの (アイテム、装備) 」
「知恵や運、防御力、攻撃力などのステータス」

「ルーラ (瞬間移動の呪文) で行ける街」
※これは "訪れたことのある街" にしか使えない

(ゲームと現実世界の違いは「HPとMPがカンストせずに衰退してしまうところ」ですかね……)


あと、置いてある(差し出された)宝箱が
果たして本当にちゃんと宝箱なのか?

実は人喰い箱(詐欺とか)ではないのか?

そういった怪しげなものも
新卒時代や若い頃に騙された経験があったり
騙された人の経験談を見聞きしたりする中で
だんだん判断できるようになってきますし、

宝箱の中身が武器だった場合、
自分の属性でも装備できる武器なのか?
(いくら強い剣でも魔導師だと装備できないやつとか、逆に剣でありながら勇者にも魔導師にも両方イケるやつとか)

自分に明らかに向いてないことがわかって「耐えられない苦痛」を避けられるようになったり、
経験の中でしか出会えなかったような「思いもよらぬ天職」に出会えたり、昔よりは「自分が何をしたらいいか」が分かるようになってきます。

しんどい状況や苦手なことに対する対処法とか、
絶対に嫌なことから上手くすり抜ける話術とか、
同じ額のお金を稼ぐにしても「より自分の特性に合う/自分の気質を生かせる」方法とか、
相手にできる限り負担を感じさせずに(嫌だなって気持ちにならせずに)頼みごとができるようなメールの書き方とか、
めんどいことは機械 (主にExcel) に任せちゃって効率よくラクに仕事を進める方法とか、

明らかに10代や新卒の頃よりも
いろんなことを体験し、見聞きし、時には苦労する中でありとあらゆるものを身につけてきたような気がします。(まだ青二才だけどねw)


そんなこんなしてるうちに、
「レベル30以上にならないと転職できないエクストラ職業」みたいなやつの扉がね、ンゴゴ……ゴゴゴォ……(重厚)って開いたりすると信じたい。「どこかで なにかがうごく おとがした」みたいなやつ!!!(通じるかな?)



20代後半の頃は
歳をとると怪我やアザも治りにくくなるしニキビ跡も残りやすくなるし、シミとかシワとかも出てくるし、関節も痛むし、体力が落ちて疲れやすくなるし、履歴書でも不利になるし、いろんな可能性も狭まるし、病気にもなりやすくなるし、

加齢によって自分の価値が下がることへの
漠然とした不安をものすごく感じていました。

若くてもダメ人間なのに
若さまで失ったらいよいよ社会のお荷物にしかなれないんじゃないの……??と思って、ものすごく怖かったんです。

でも30代になってみると
握ることに疲れていたような物を手放せたり、
重く考えていたことが実はそんなに深刻なことではなかったんだなー。と気付くことができたり、
20代まで "準備期間" だったものが開花したり、

いい意味での「開き直り」が許されるような雰囲気みたいなものを、感じるようになりました。


社会人になってから学生時代を振り返ると
「あの頃はあんな制限された環境(小学校のクッション性ゼロの硬い椅子とか、何をするにも親の許可や付き添いが必要だったりとか)でよく耐えてたなー」って思うこと、色々あると思います。


学生時代は「社会人って窮屈そう……」
と思っていましたが、実際に社会人になってみると
「え?社会人って自由だし学生よりも気ままに生きられてラクだよ〜!!酒も飲めるし門限もないしな!!がっはっは!!」って言いたくなるような面は、意外とけっこうあると思います。


どうしても、10代の青春真っ只中の人や
20代で (その人と同じ年齢だった頃の自分よりも) 要領よく上手に生きているような人を羨ましく思うことはこれからも避けて通れないとは思うのですが、羨ましく思う気持ちの鋭さや苦しさも20代の頃に比べ、かなりマイルドになったと思います。

やはり、ダメ人間なりにも一生懸命生きてきた
(自分なりに一生懸命ちゃんと生きてなかったら、こんな年数たぶん生きられない) と思うので、振り返ってみて自信に繋げられる経験が増えたのかなと思っています。


今回の記事の画像に選んだ写真も
被写体のガードレール、けっこう錆びてます。
汚れも至るところにあります。だが、それがいい。
とぅるんとぅるんのガードレールには出せない味わいがあるんだぜ。(ドブネズミみたいに美しくなりたい……)

「アコーディオンの蛇腹みたいでキャワイイ!」
と思って撮ったのですが、私がアコーディオンと出会ったのも27歳の頃だったので、面白い出会いっていつどこで出現するか分かりませんねぇ。

もしかしたら、今はまだ将来の自分がライフワークとして大切にしているものと出会う前かもしれません。人生って面白いね!!

30代の10年間も、いろんな面白いものといーーーっぱい!!!!出会いたいです!!!!


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