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#175 めざせ!えほんセラピー犬。【司書編】指導案を汲み取るブックトークとは?#174を振り返る。
#174に実施したブックトークの記録
単元:二年生の本だな
ねらい
国語2年 年間指導計画作成資料を参照する。
単元・教材 既習事項との関連
二年生の本だな ―本はあたらしいせかい への入り口 4時間(知技4) 教科書:上巻 P.100~105
●単元の目標/◇言語活動 主な学習活動
●読書に親しみ、多様な本を選んだり読んだ りすることができる。
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1 単元の学習の見通しを持つ。
2 P104・105 の読書体験文を読む。
3 「二年生の本だな」や P104・105 で紹介し ている本などを手がかりにして、読みたい 本を探して読む。
単元の評価規準 (学習指導要領との対応)
【知・技】
◎読書に親しみ、いろいろな本があること を知っている。⑶エ
【主】
・進んで読書に親しみ、今までの学習 を生かして、多様な本を読もうとしてい る。
・生活の中の読書に生かす。
(3)エについては、次の通りである。
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エ 読書に親しみ、いろいろな本があることを知ること
振り返り
(1)テーマに合っているか
「読書に親しみ、いろいろな本があることを知る」を念頭におき本を紹介した。学校司書が、なぜこの一冊を入れたのか。子どもたちへ伝わったように感じた。
(2)対象学年にふさわしいものであるか
今回は、教科書に掲載されている本となっている。
(3)時間、冊数はどうか
シナリオでは、30分と設定した。クラス担任が来室したところで、司書の持ち時間を確認した。そのため、クラス毎に持ち時間がまちまちだった。30分~45分で実施した。
冊数は、16冊で統一した。大学の講義にて、「小学生は30分間の6~7冊だが、これは、あくまでも目安である」を参考にした。
自校では、1学年から毎週貸出を行っており、1年間で読んだ冊数は、一人あたり500冊を超える。「二年生の本だな」に掲載本もすでに読んでいるという児童も想定されるため、紹介冊数をなるべく多くする工夫をした。
実際に、本番では、「幼稚園で読んだ」「1年生の時に借りて読んだ」という声も聞かれたので、6冊以上の本を準備して妥当だったと感じる。
(4)分類に広がりがあるか
今回、紹介するジャンルは、日本の昔話、外国の昔話、4類(知識の絵本含む)、詩となっている。
この単元(「ニ年生の本だな」)の前は、「言いつたえられて いる お話を 知ろう」、そして、単元の後は、「しを 読もう」となっているため、それに合わせてブックトークの流れを考慮した。
感想
どの子にもせめて1冊は「手にとってすぐに読みたくなる」ような本を中心に選書した。
「二年生の本だな」掲載本をすべて読み、司書が感動した本だけでシナリオを組み立てた。
子ども達が、本について知るだけでなく、紹介される本を媒体にしながらテーマについて理解したり考えたりしていくことができるように工夫した。
いつも自分達が読む物語の本以外にも「面白い本」があることに気付くと同時に、好きな本だけ読む読書愛も嬉しい事であるが、さらに、日本十進分類法を意識すると、いろいろな本に出合うきっかけにもなり、そうやって選び読書する事でバランスよい読書活動に繋がると考える。
送り手(司書)の思想が子どもたちへも伝わったのか、「取り合いになるほど本に興味を持ってくれた」との担任の先生からの言葉は、何物にも代え難い、これ以上にない程の一言であった。
学校図書館の利用者が対象者である限り、同時に依頼者が担任の先生である限り、学校司書が語り手として引き続きブックトークに取り組む大切さを学んだ。
本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。(感謝)
そろそろお時間となりました。(悲)
またのご利用を心よりお待ちしております。(合掌)
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