新卒で教師として1ヶ月働いた結果wwwその2

〜最初に〜

こんにちは。

昨日に引き続き、今日は私の仕事について書いていきたいと思います。

今日は、昨日に続いて

なぜ日本の教員がこんなにも疲弊しているのか

について書いていきます。

私のたった1ヶ月の学校現場をみた感想を

先輩教員の方々に失礼を承知の上で申し上げます。

では、教員の疲弊の原因について、私が考えるものを順番に3つあげます。

1. 全てがアナログ

まず一つ目は、学校現場は全てにおいてアナログであるということです。

児童の個人情報は、全て紙ベースで保管しており、

保護者には、毎年の学年の初めに

・緊急時の連絡先

・住所の詳細地図など

・緊急時引き取り人の名簿

・子供に対しての写真撮影の同意書

など、大量の用紙を配布します。

そして、担任教師が

誰が提出していないか名簿をチェックし、

提出していない家庭に声をかけて提出を促し

穴を開けてファイリングし

個人情報を入れる壊れかけのボロボロの棚に保管します。笑

こんなことを、毎年、四月のとんでもなく忙しい時期にやっているのです。

保護者も保護者で、毎年同じ紙を書かされることには

うんざりしているでしょうね。

(せめて一枚にまとめて1枚の用紙で管理できるようにすればいいのに。)

これを全国一括で国が責任を持ってシステムをつくって

オンラインで管理できれば

大量の紙資源の無駄を省くこともできますね。

毎日大量に印刷して配布する、プリント類も

メール配信にすればどれだけ楽か。

どれだけ資源の無駄を省くことができるか。

これは、学校単位でできることではありません。

上が変わらなければ変わらない。

国が何もしないと、いつまでたってもアナログのまま

こ学校現場がこんな状態であるのにも関わらず

プログラミングやら、ICT教育やら、

できるはずがないでしょう。笑

2.減らずに増え続ける仕事


先ほど述べたように、文科省は

ICT教育やら、プログラミング教育やら、道徳教育やら、

今の時代に必要だからこれを教えなさい!

と、次々と新しいことを増やしていきますね。

子供のために、あんなことをしなさい、こんなことをしなさいと

次々と仕事を増やしていきます。

時代の流れに合わせて、子供達のに必要な教育を施すことは、

確かに必要です。しかし

増やす一方で、減らされているものはない

のです。

増やしたなら、減らさなければならない

そうしなければ、

同じ業務時間で、同じ給与であるのに

どんどんやることが増えますよね。

それにもかかわらず

どんどんどんどん新しいことを初めて

教員はどんどんどんどん疲弊していくのです。

ツイッターで長年教員をされてる方のツイートによると

この数十年で減った業務はギョウ虫検査のみだとか。笑

笑えますね。増えたものはいくつあるんでしょう。

数えられません。

このトップダウンの仕組みは

今後も変わることはないでしょうね。

現場を知らない人があれこれ決めて

現場の人をひたすら苦しめる。

これは日本社会全体に

当てはまるのではないかなーと思っています。

3.残業してこそ、評価される世界

こんな過酷な状態ですが、

そんな中での一生懸命子供のために残業をして

いい授業ができるために頑張っている先生がたくさんいます。

ワークライフバランスをめちゃくちゃにして

自分の生活を犠牲にしないと

絶対にいい授業はできないからです。

3:30に子供が下校し

名目上の休憩を45分とり

そうすれば残りは45分ですよね。

どうやって次の日の6時間分の授業準備をするのでしょうか。

その45分に、会議が入ることだってあります。

そんな日は必ず、残業するしかないのですよ。笑

適当に授業をしようと思えばできます

教科書を読むだけのつまらない授業は、大人であれば誰だってできます。

でもつまらない授業をすると

子供たちは学校に行くのがしんどくなってしまいます。

中学生以降の学生時代、

つまらない先生のつまらない授業の時間は

居眠りして過ごしたり

ぼーっとしていたりしていたことはありませんか。

中学生以降なら、そうやってその場をやり過ごすことができますね。

ですが、小学生の子供たちは、授業中に寝ることは絶対ないのです。

小学生は本当に素直で、ちゃんと人の話を聞こうと努力します

ですが、毎日一生懸命聞く先生の話がつまらなかったら

しんどくなってしまいますよね

それが続くと学級崩壊してしまいます。

学級が荒れるとたちまち

保護者からクレームの電話が鳴り止ま無くなりますよ。笑


この現状で、かわいそうな思いをするのは、子供ですよね・・・

なので、子供想いな先生ほど、残業して、一生懸命頑張るんです。

こうして、残業している教員が評価される仕組みが出来上がります。

もしこれが会社で、まともに残業代が出るとします。

そうすれば、12時まで残業して、

人件費を食いつぶす先生は絶対に評価されないですよね。


〜最後に〜


このブログは、自分の心を落ち着かせるために書いているので

誰も見ていないと思って書いていますが

もしもここまで読んでくれたからがいるのであれば、

最後に一つ、お知らせしたいことがあります。

教師の離職率って、どのくらいだと思いますか。

社会だと、3年で3割、5年で5割

などと言われていますね。

ですが、教師の新卒の離職率は0.0何%だとか。

そして20代の教師の離職率は、2.5%だとか。

なんでこんな重労働なのに、離職率が低いんだろう。

その理由について、私の意見は次回に書いていきます。

明日からGW明けで仕事が始まります。

地獄の幕開けです

ではまた。








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