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【カナダで読書】「えほんカナダ」さんの紹介

「本が読みたいぃぃぃぃぃっっ!!」

…ってなること、ありませんか?

私はあります。

発作みたいなもんですね。

そんな瞬間が定期的に訪れるわけです。

そしてもちろん、電子書籍ではなく紙の本が、読みたくなるわけです。

でも私が今住んでいるカナダの田舎町には、もちろん日本の本を扱った店なんかありません。

そもそも本屋さんがありません。

現地の人はどうやって本を買っているのかな…?
近所のスーパーの片隅に、ぐるぐる回るラックに置いてある本は見かけますが、実際に買っている人はまだ見たことがありません。

小さな町の小さな図書館には本がたくさん。
それでもやっぱり、日本の本は一冊も見たことがありません。
フランス語やウクライナ語の本はけっこう、あるんですけどね。

それで、本が読みたい発作に襲われた私はいろいろとネットを検索したのです。

案1:
日本の本屋さんで注文⇨夫の実家に配送⇨船でカナダへ。
…これはできなくもないですが、紙の本は重量があるので、コスト的にそんなにたくさんはお願いできません。何より時間がかかります。

案2:
日本の古本屋さんで注文⇨夫の実家に配送⇨船でカナダへ。
…これは新品の本を買うよりはコストが安く済みますが、それでもやっぱり重量的にたくさんは注文できないですし、時間もかかります。

案3:
カナダで日本の書籍を扱う本屋さんに行ってみる。
…私が調べた限りでは、紀伊國屋さんがシアトルに(!)あるとのことですが(もはやカナダ国内ですらない)、私のいるカナダ東部からは遠すぎます。

それでたどり着いたのが、

「えほんカナダ」さん

でした!ウェブサイトはこちら:

「もっと日本語を伝えたい、、、。」
をキャッチフレーズに、カナダ国内で古本を販売されているネット書店さんです。

ウェブサイトには、子ども向けの絵本のみならず、文字だけで書かれた小説やエッセイなども豊富に掲載されているので、カナダ国内に住まわれている大人の方にもおすすめです。

日々の生活の中、少しでも子供達に日本語を教えてあげたい、知ってもらいたい。そして、何より喜んで日本語を吸収していってほしいと思う反面、海外での絵本の購入は、困難な部分もあり、もっと簡単に安く日本語の絵本を手に入れることが出来ればと思うようになりました。
 小さい頃からの本の読み聞かせは、子供達の発達にとてもよい影響を与えるといいます。同じ様な思いで子育てをされている方の、少しでもお手伝いが出来ればと思い、中古絵本の販売を始めました。

どうぞごゆっくりご覧ください^^

えほんカナダ ウェブサイト "About us"より

なんと素敵な企業ビジョン。

参考までにサイト内で「おとな」→「小説・エッセイ」で検索してしてみると、こんな感じです。

ウェブサイトの検索タブで小説・エッセイを選択すると…


こんなにたくさんの書籍が!そして安い!

このように、小説や漫画などが表示されます。

小説・エッセイ1056冊

検索時点で、小説・エッセイに1056冊!登録されていました。

えほんカナダさんのウェブサイトのいいところの一つは、
「子どもの年齢別」で本が検索できるところです。

例えばうちの長女は10歳、日本の学年は小学四年生です。
それで、「中学年」で検索すると以下のように出てきます。

小説よりは価格が高めだが(多分絵が多いため)日本に注文するよりずっと安い

自宅学習で「漢字の書き取り」や「国語の音読」をしていても、日本語に触れる機会が少ない海外暮らし。

「その学年に即した漢字を使った本、またはふりがなを適切に振ってくれている本」が気軽に手に入るのは本当にありがたいのです。そしてそれをきちんと年齢別に分類してくださっている。

ありがたや。

そんなこんなで、同じく本読みたい病の発作に見舞われた同居の母とともに、ぽちぽちしまくって本を注文しました。

待つこと1週間あまり。

自宅に現れた配達業者のおじさんは、陽気にヘーイと挨拶して、どさっと本の入った段ボールを(もちろん丁寧に包装してありました)置いていってくれたのでした。

早速箱を開いて我先にと本を読みあさる女子3人(私、母、長女)。
次女は、なかなか本には向かってくれないのですが、時期を待つことにします。

…やっぱり、紙の本っていいよね。

…この紙のにおいも好き。

口々に言いながら、リビングやトイレや、いたるところで読書タイム。

本の束に添えられた、えほんカナダのオーナーさんと思われる方からの丁寧な直筆メッセージを読みながら、幸せにひたった我が家でした。


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