【カナダで家庭菜園】はじめての堆肥づくりVol.5〜段ボールのお引越し!?〜
日中は屋外で日光に当て、寒い夜間は室内に入れることで順調に堆肥として育っていく、段ボールコンポスト。
今まで生ごみ回収の日に捨てていた野菜の皮や芯(細かく切ったもの)、コーヒーかすやお茶がらなどを入れ、米ぬかを混ぜて、米のとぎ汁で水分調整。
大体24時間くらいで生ごみの姿が消え、肥料になっていきます。
当初の納豆のニオイは途中から「何かのフンのニオイ」
になり、いよいよ強烈な存在感を放っていくわけですが、
丹念にお世話をしているとやっぱり愛情が湧くものです。
「微生物ってすごいなぁ…。」
犬や猫のペットが飼いたくても飼えない現在の我が家で、
初のペットとなった微生物たち。
せっせと世話を焼いていました。
ところが…
ある朝プラスチックケースを開いてみると、
段ボールの端からポタ、ポタ、と液体が。
見ると段ボールの端っこが破れてしまっているではありませんか。
堆肥自体には全く問題ないものの、夜の間にほぼ締め切ったプラスチックケースに入れてしまうせいでしょう、堆肥から出る水分の逃げ場がなくて、段ボールが破れてしまいました。
参考にしている本には「段ボールの大きさは10kgのみかん箱程度」という記載があります。
そして「1年間は使えます」と書いてあります。
カナダでみかん箱程度の頑丈な段ボールを手に入れるのは至難の業。
代わりに使った段ボールは、みかん箱に比べて明らかに作りがペラペラだったので、1年は持たないだろう、とは思っていました。
しかし開始20日程度でダメになってしまうとは。
一日中外に置いておけるような温暖な気候のところだったら、うまく行くのかもしれません。
とにかく、新しい段ボールを探さなくては、と家を捜索すると、
あったあった、以前日本から船便を送ってもらった時の段ボールが残っていました!
「初代」段ボールよりちょっと大きめで、厚みも初代より良さそう。
これを「二代目」段ボールとして、中身を移して行くことにしました。
ちなみに、「初代」をひっくり返すとこんなことに↓
こんなになるまで頑張ってくれた「初代」段ボールに感謝です。
さて、「二代目」段ボールの一番底には他の段ボールの切れ端を敷き詰め、
内側は広告紙で覆います。
次に「初代」から「二代目」へ、
堆肥のお引越し。
これまで混ぜきれていなかった底の方の堆肥までかき混ぜることができました!
やはり「移しどき」だったのかもしれません。
温度をキープするため、お湯の入ったペットボトルも忘れずに。
そんなこんなで、約1時間かけた引越し作業は終了。
我が家は日常を取り戻したのでした。
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