ティアラを作る
寒くなってくると、バレエのチケットを眺めてワクワクしたものだ。子供の頃、バレエといえば上野の東京文化会館だった。ボリショイやキーエフだったか・・・。古いパンフレットを残してあったはずが、引越しでどこかへ行ってしまった。今、手元にあったなら面白かったのにと思う。バレエは音楽も美しく、夢の中にいるような気持ちになる。そういえば、くるみ割り人形はクリスマスのお話だった。ちょうどこの季節、娘の発表会の演目は「くるみ割り人形」だった。衣装を縫う手伝いと同時に、いくつもティアラを作った。
美しいお姉さんたちの分と、「花のワルツ」を踊る小さい娘たちの分。余ったビーズとワイヤーで、うさぎのバレリーナにも作ってあげた。バレエでもフィギュアスケートでも、煌びやかな衣装についつい目がいってしまう。布やビーズの光の反射が綺麗に見えるように工夫されているのを見ると、ビーズの工具を取り出したくなる。これを始めてしまうと、他は全て疎かになるというのに・・・。書くこと、描くことを続けていきたいと思います。