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猫の舌

我が家の猫マロは、舌を出しっぱなしにしていることがある。
デメルのチョコレート『猫の舌』みたいだなあ・・・と思う。
「ソリッドチョコ 猫ラベル」のパッケージがとても好きだ。
ミルク、スィート、ヘール、の他に、冬季限定でキャラメルも出ていたようだ。
それぞれのフレーバーで箱の地色が違う。
もれなく猫が、金色の舌をベーっ!と出している。


確かに、猫の舌の形のソリッドチョコレートだけれど、
このチョコレートを見て『猫の舌』だと、最初に言った人はすごいな。
センスの良い発想に、ウィーンのクラシックな雰囲気。お茶目な猫という
パッケージ要素の組み合わせ方が絶妙だと思う。
そして、美味しい。



DEMEL(デメル)は、1786年創業のウィーンの老舗洋菓子店だ。
ザッハトルテも、木箱に入って売られている。
バレンタインデーに、誰かにあげたことがあった。

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ウィーンには、3日間だけ滞在したことがあり、離れた宿泊先から路面電車に乗り、美術品をあちこち見て回った。
道には雪が残っていて、疲れると一気に寒さを感じた。
そして、ホテル・ザッハーにザッハトルテを食べに行った。
今から考えると、子供のくせに・・・という気がする。
本当は、長く滞在する成熟した場所だと感じていて、歳を重ねたらここに似合う女性になりたいと思った。
そして、なれていない気がするけれど、また訪れてみたい。


『猫の舌』に話を戻す。
猫の舌の出しっ放しの多くは、単純なしまい忘れだそうだ。
リラックスしている証拠だそうな。
安心している時は筋肉も緩み、思わず舌を出してしまうそうだ。

ベーっ!ではないようだ。

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