「だけ」の範囲

多くのものに幅があるって、
知ってはいますが、まさかこんな言葉にもあるとは!
と驚いた経験です。

私の職場には時々、夕方になると保険会社の営業の方が来て、契約している職員や、新規を増やそうと契約していない職員にも声をかけることがあるのですが。

アンケートの類は時間もかかるし、他の職員がいる前で個人情報をたくさん聞かれることがあるので避けています。

先日私に声をかけてきた外交員の方。
「少しお時間いただけますか?
お話を聞いてくださるだけでいいので…」
と言います。
たいてい何かしらたずねられるので、
「話だけですか?」と確認したら
「はい、聞くだけでいいので」と。

それなら、と仕事の手をとめて聞く体勢をとると、

「ありがとうございます!
それではまず、お名前、年齢、配偶者の有無など教えてください」

……。

はい?……

聞く「だけ」じゃなかったのー???

と思ってしまった私。
「あ、そういう感じでしたら結構です」
と、お断りしてしまいました。

だって、聞く「だけ」って言いましたよ。
念まで押しましたよ。

マニュアルでそう言うように指導されていて、「だけ」の意味など考えたことがないのでしょうね…。

正しく使わないと、誤解や不快感を相手に与えてしまいますね。
私も言葉には気をつけようと思いました。

そして、「だけ」にも幅がある可能性…。

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