新型コロナウイルス対応 学生支援給付金 志望動機作文

新型コロナウイルスによって留学生活の状況がどの様に変化しましたか。希望金額も明記して下さい。

2017年から台湾の大学院で正規留学をしています。専攻は現代美術の理論と展示で、日本と台湾のハンセン病患者/回復者の表象を研究してきました。これまで台湾での学費や生活費は私企業からの給付型奨学金と現地でのアルバイトで賄ってきました。
今回の新型コロナウィルスの影響で、大学院の卒業時期が延びてしまい、これまで支援を受けていた給付型奨学金の給付期間を超えて台湾の大学院に在籍することになってしまいました。在学中2年間で卒業要件である全てのコースと実習は終えています。残すところは卒業プロジェクトで、台北市内で日本と台湾両方のハンセン病患者/回復者のドキュメンタリー作品を紹介する展示の企画と運営をする予定でした。ところが、1月上旬から始まった台湾の感染予防策によって、展示が延期となってしまいました。また、展示の事前調査として東京に渡航予定でしたが、渡航規制により出国できず、研究も一旦止まってしまっています。
生活費のために台湾在住のお子様を対象に家庭教師をしていましたが、新型コロナウィルスの影響で多くの家族がそれぞれの母国に帰国されたため、収入源であったアルバイト先も失ってしまいました。
日本への帰国も考えましたが、院の最終プロジェクトの実現を目標として、これまで2年間勉学に励んできたことを思い、もう少し台湾の大学院に留まりたいと考えています。新型コロナウィルスの影響による展示・研究の延期や留年をネガティブに捉えるのではなく、この時間の猶予を活かしてより質の高い展示を9月に開催することを目指しています。そのために経済的な支援先を探しています。今学期分の学費と新しいバイト先を見つけられるまでの生活費として満額の10万円の学生支援金を希望します。

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