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理想を現実にしてくれたLUMIXのカメラとレンズ

こんにちは。フォトグラファーのRyo Ogawa(@ryography713)です。普段はフリーランスとして人物写真を中心に幅広く撮影しています。

今回はLUMIX S5に、LUMIX S PRO 50mm F1.4を中心にLUMIX S 85mm F1.8も装着した撮影した作例をもとに、使用感や色味について感じたことをお話しします。

LUMIX S5から感じる機動性と操作性

私が写真を撮影する際にカメラに求める条件として、上位に挙がるのがコンパクトさです。

カメラが重いと撮影中はもちろん、首にかけたり手に持ちながらの移動中も身体に負担がかかりますよね。私は過去にカメラの重みで腱鞘炎になったこともあります…。

LUMIX S5は約714g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)と、S1と同等スペックながら約300g軽量化され、カメラを右手で握った時のほどよいグリップ感が心地よく、より手に馴染みやすくなったように感じます。

ボタンやダイヤルの配置も操作性を向上させる並びになっており、コンパクトなボディから得られる機動力と相まって、撮影意欲を掻き立てられるカメラです。

それに加えて、重厚感のある黒色のボディに赤の差し色のダイアルがかっこよく、高級感漂う質感に目を惹かれます。

ポートレートで活きる滑らかな色彩表現

LUMIX S5にLUMIX S PRO 50mm F1.4とLUMIX S 85mm F1.8をつけてポートレートを撮影してみました。

様々な点で感動しましたが、特に感動したのが色づくりと描写力です。

ボケ感やピント面の輪郭のシャープさが心地良く、肉眼で見たものより美しさが引き立っているようにも感じます。色彩表現に関しても現実に忠実で、良い意味で癖がなく本来の良さを映し出してくれました。

具体的に、それぞれの撮影シーンでの作例とあわせご紹介します。

カフェの窓から差し込む光

窓から差し込む光に照らされる肌のハイライトやグラデーションがとても美しいです。

レタッチはしていますが、肌色の表現は撮って出しの時点で自然に完成されていて、当時ディスプレイを見ながら「おっ」と思わず声に出てしまったのを覚えています。

日が強い浅草の夏

こちらの浴衣撮影をした日は、カンカン照りの浅草の真昼間でした。日が強い日は、光の当たり方や影になる部分を注視しながら、コントラストを意識して撮影していきます。

LUMIX S5 は、引いて背景をボカすような撮り方も、寄って表情をきめ細かく写すような撮り方も、どちらも理想通りの描写で映し出してくれて惚れ惚れします。

こちらの写真は逆光の中、露出を少しオーバーにして撮影しました。シャドウ部の持ち上がり方が良く、こちらもまた撮って出しの時点で完成度が高かったです。

雨の日の濡れた質感

こちらは雨の日に撮影した写真です。

雨の日の湿度感や、濡れた地面の質感までしっとり写し出されています。LUMIX S PRO 50mm F1.4の、単焦点らしいナチュラルなボケ味の表現がとても魅力的です。

F値を低くできるレンズだと、2枚目のように手前の緑ボケと背景ボケを合わせて、被写体に視線が誘導されるような撮影もできます。

冬の夜に輝くイルミネーション

イルミネーションやショーウィンドウを活用した夜の撮影でも、最高のパフォーマンスを発揮してくれるLUMIX S5。

高感度にも強く、ISO1600〜3200あたりで撮影していましたが目立ったノイズ感が無く、現像すれば全く気にならないほどです。

イルミネーションの玉ボケも美しい輪郭を描いていて、幻想的な表現を引き立ててくれます。

あらゆる撮影シーンに対応できる汎用性

LUMIX S5はコンパクトなカメラなので、カフェのような空間でも使用しやすく、場所を選ばないカメラだと感じました。もともと撮影現場として予定していなかった場所でも、サッと出して綺麗に写真を残すことができます。

こちらは空と海と、建物の屋根が彩り豊かな風景の写真。

日常スナップや風景写真を撮る上で意識しているのはパースです。 水平垂直に歪みや違和感がないかを常に考えながら撮影しています。

S5のフリーアングル液晶も駆使し、水平垂直も意識しながら構図作りをしていくことで、見る人をよりグッと引き込むような写真になると感じています。

ポートレートやスナップ、風景と、あらゆる撮影シーンに対応できる汎用力の高さもLUMIX S5の魅力です。


忠実だからこその編集のしやすさ

前述の通り、私が思うLUMIX S5の強みは忠実な色の描写力です。

私のレタッチの特徴は、元の良さを生かしつつ、彩度もしっかり感じられるような雰囲気に仕上げることと考えています。

LUMIX S5の忠実な描写・癖がない色彩は、表現したい色を自在に、より簡単に生み出すことができるので、私が作りたい世界観にとてもマッチしました。

余計な色が入っていなからこそ、編集をする際の振り幅の広さにも繋がっていると考えています。

理想を現実にしてくれる信頼できるカメラ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

LUMIX S5の描写力と色彩は、現実を忠実に表現します。撮って出しの美しさだけに留まらず、各々のアイデンティを表現する編集の幅も広くし、作業自体も容易にしてくれます。

撮影・編集両方において満足のいくこのカメラ、使えば使うほどその魅力にはまっていくこと間違いなしです。

ぜひLUMIX S5を手に取ってもらい、写真を撮る楽しさを感じていただけると嬉しいです。

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