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心に雪が降るような

音のない空間や人がすきです
しんしんと心に雪が降るような
感覚に陥って落ち着くことができる



カレンダーをめくり星の数を数えたら
ほとんど顔も声も覚えていなくて
記憶に残っているのは僅かな人たち
生き物というよりやさしい雪のような人たち

雪は溶けてなくなる
いつかなくなるものに
期待はしないけれど
また春がやってくると思うと
だいじょうぶな気がしてくる

しずかな音楽を流して
ベランダの縁側に腰掛けて
紅茶を飲む、そんな冬の日