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水晶宮なホイットニー山と奇岩のアラバマヒルズ / カリフォルニア vol.13

こんにちは。
今日は、LAからLone Pine(ローンパイン)という小さな町まで行きます。
前回、その奇岩っぷりに惚れ惚れしたAlabama Hills(アラバマヒルズ)にまたどっぷり浸りたい!と思ったので。
(記事「奇岩のアラバマヒルズ / デスバレー へ①」)

Hoodoos。hoodooという単語は、縁起が悪いという意味もありますが、岩柱(特に奇岩)を指す語でもあります。奇岩に惹かれる「Hoodoosフリーク」と呼ばれる人々がいて〜私もその中のひとり。

シエラネバダ山脈の東を走る風光明媚なルート395は、そんなHoodoosフリークを虜にする道。

LAからI-405(州間高速道路 405号線)を北上します。左の丘の上に見えるのがJ・ポール・ゲティ美術館。

Mojave(モハベ)

I-405から州道14号線に入りひたすら走ると、無数の風力発電のポールが見えてきて、Mojaveに着いたことが分かります。

風力発電怖い。一本でも怖いのに無数にあるともの凄い圧を感じる。地下に何かあるに違いない…

今回は、Mojave Air & Space Port(モハベ空港)には寄りませんでしたが、走っていると、遠くに寿命を迎えた各国の機体が並んでいるのが見えました。

退役した機は、味気ない米国民間籍の登録番号をつけられ、ここMojaveの「Airplane Boneyard(飛行機の墓場)」にフェリーされてきます。

ああ、JALが沢山。うわーん悲しい、泣けてくる。
みんなお疲れ様でした。ありがとう。
日本の政府専用機B-747が退役し、米国民間籍N7477Cという登録番号を付けられ、アンカレッジからアリゾナのマラナへフェリーされたことを思い出した。

Red Rock Canyon State Park

飛行機たちにバイバイしてさらに14号線を北上。周りの岩が赤くなってきたなーと思ったら、Red Rock Canyon State Park(レッドロックキャニオン州立公園)。

ネバダにも同じレッドロックキャニオン(Red Rock Canyon National Conservation Area)がありますが、ここはカリフォルニアの州立公園(Red Rock Canyon State Park)。

岩の神殿が目の前に広がります。

でも…夏の日中トレイルを歩くのは危険。

今回は表面だけちょろっと楽しませてもらって帰ります。

穴があったら入りたいし、

いやもう巨大樹の細胞にしか見えない。

タスケン・レイダーみたいなのが上層階からひょっこり顔を出してきそう。

ここは14号線(↓ピンク線)からすぐの場所にあるので、素晴らしい造詣をサラッと見ることができます。

今度は涼しい季節にトレイル歩きに来るわー

Inyokern Airport

また少し14号線を走って、178号線に入り東へ。ちょっと寄り道。

小さな空港 Inyokern Airport のカワイイサインを見たかったのだ。

右に行くと14号線に戻るのだが、お腹が空いたのでリッジクレスト方面へ。

なんとも長閑なガスステーションの横にあったハンバーガー屋さんでお昼。

もう少し走ると野生馬の保護施設があるそうなんですが、でもそれはまた次の機会に。14号線に戻り395号線と合流、ローン・パインに向かいます。

Lone Pine

途中、デスバレーへ向かう136号線も通行止めでした。ハリケーン ヒラリーの影響で至る所で通行止め。まあ、デスバレーは夏は50℃を超えるので、冬がオンシーズンなんですけどね。
(記事「スターウォーズキャニオンにバッドウォーター / デスバレー②」)

ここも小さなカワイイ空港、Lone Pine Airport。

Alabama Hills

Alabama Hills(アラバマヒルズ)へ。
もうね、ヒラリーアタックでね、行きたかったトレイルへの道も通行止め。
しか〜し、そのおかげて通った迂回路が素晴らしかった!!!

巨岩の迫力にねーもう嬉しくて嬉しくて叫びながら走る。

巨岩でも惹かれるものとそうじゃないものがあって。ここは宿ってると思う。巨大生物の細胞が石化した?もしくは珪素生命体?

Whitney Portal

トレイルを諦めて、その先へ。米国本土最高峰であるMt.Whitney(ホイットニー山 4,418m)へ向かうWhitney Portal(ホイットニーポータル)ロードを走ります。

中央のギザギザの山がホイットニー。

ホイットニー ポータルって…名前からして異界への玄関口。水晶宮よね!なんて神々しいの!

クリスタルシティはやはり埋まってる。地底で密やかに息づいてる。

シャスタで見つけたステッカー。Welcome to レムリア!
(記事「石と戯れる〜シャスタ山へ / カリフォルニア⑨」)

暗くなってきたのでトレイルヘッドまで行かず、折り返す。

道路が崩れてた。

とても不思議な場でした。透明度が高く、軽くて、空気に溶けて飛んで行ってしまいそうな浮遊感があって。

単に標高が高いだけか…いや、何かいる。

ローン パインに戻ります。

ボコボコと小山のようになっているところがアラバマヒルズ。

キャンプサイトにはRV。いいねー巨石の側で落ちてくるような星たちと過ごす夜なんて!

お月さまを見ながら

また明日。

続く。


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