石と戯れる〜シャスタ山へ / カリフォルニア⑨
こんにちは。
カスケード山脈の南端、ラッセン火山国立公園のちょっと北にそびえるのがシャスタ山(標高4,317m)。
カスケード山脈はここから、米本土の最高峰であるホイットニー山(標高4,418m)を抱えるシェラネバダ山脈へと繋がっていきます。
カリフォルニアというと、ハリウッドやビーチなど陽気な西海岸〜を思い浮かべますが、それは主にLAを中心とした南のイメージ。ダイナミックな山々に抱かれた北カリフォルニアは、また別の表情を魅せてくれます。
SFOからシアトルまで飛ぶとカスケード山脈の美しさに圧倒されます。(記事「世界最大のボーイング社エバレット工場 とエアフォースワンが見られる航空博物館/ シアトル①」)
先住民族が聖なる山と崇めてきたシャスタ山は、男性性を現すシャスタと女性性を現すシャスティーナという2つのピークを持つ双耳峰。
シャスタ・カスケード・リージョン(The Shasta Cascade Region)は、豊かな水に恵まれ、
クリスタル ガイザーの採水地としても知られています。
メインストリートのMt. Shasta Blvdを中心に町がひらけています。
ボルテックスと呼ばれる、大地のエネルギーが渦巻くように放出されているスポットを抱えるシャスタ 。なのでクリスタルを扱う店が多いのが特徴。
あっ、クリスタルボウルのお店!
クリスタルボウル、興味はあったけど実際に触ったことがなくて。色々と教えていただきました。
すべてのものを細かくしていくと素粒子になり、それらは常に振動していて、臓器などもそれぞれ固有の周波数を持っています。汚染された環境、ストレスなど様々な要因でそれらの持つ純粋な周波数が乱れると、体調に変化が出てきます。
非常に安定した結晶体として存在する水晶は、その乱れた周波数を再調整してくれるということ。倍音、共鳴ね。
マレットという棒で柔らかくこすって音を出します。
ルビー、アメジスト、エメラルド、ローズ クオーツ、フランキンセンス、プラチナ、パラジウム、24K ゴールドなどなど注入された、美しいクリスタルボウルが並んでいました。
基本的なことを教えてくれた後は、放っておいてくれました。自由に触って、棚から出していいよって。
どのコが自分の周波数と共鳴してくれるのか〜と思ったら、糸魚川の翡翠だった!アメリカに来て、糸魚川。やはり縄文か…
(記事「ルーツを辿れ!茅野市尖石縄文考古館 / 長野・茅野市 ②」)
7つのボウルで構成される "Love is in the Air" 。7つのボウルを次々と鳴らしていくと、何かが丹田から背骨を通って頭頂部へと突き抜けた。一瞬どこにいるのか分からなくなった。
いやー興味深い体験だった。翡翠欲しいな、と思ったが予想以上に高価だったのでひるむ。帰ったら糸魚川行くべ。
みんな真剣に石と向き合ってたのが印象的だったこのお店。
レムリアンクォーツとか、色々。
「なんか電磁波とか色々ねぇ、もうクレジットカードの磁気もいやだよなー」と言いながら現金で支払ってたオジさんとかいて。石たちよ、癒してさし上げて。
グーッと惹かれたのがセレナイト。
ちょっと触ったらパリンと割れてしまいそうな、目を離すと溶けてしまいそうな繊細なセレナイト。ギリギリのところで物質でいることを保っているような精霊。
それをシャスタの水で清めたそうな。
もう一軒。吸い込まれるような瞳をしたオーナーが印象的だった、その名もCRYSTAL MATRIX GALLERY。
ここはパワーストーン屋さんというよりは標本屋さん。ああ、プラニー商会みたいでした。(記事「鉱物に会いに。 プラニー商会と東京サイエンス」)
地底都市の噂が囁かれるこの地へ「何かを感じられるかも」と期待して来たのは15年前。ナイカ鉱山のクリスタル洞窟が頭にこびりついていたからかもしれない。
石たちは、その時代に必要な周波数を持ったものが地中から姿を現すらしい。
地底都市とか桃源郷とかシャンバラとか。実際に地中に穴が開いてるわけじゃなくって、そこに到達するにはある一定の意識振動数を保てる人だけが視える(行ける)世界なのかもしれない。
なーんてことを考えた今回のシャスタでした。
続く。
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