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The View Hotel からの朝焼け / モニュメントバレー ・アリゾナ vol.3

こんにちは。

The View Hotel

モニュメントバレーでのホテルは The View Hotel

ここは、ナバホ居留区にある Monument Valley Navajo Tribal Park 内唯一のホテル。

ロビーにはkatsina(カチーナ)風人形。

カチーナはホピ族の精霊であり神聖なもの。他の部族がそれに似せて作るのはお土産、になります。

窓からは絶景。

テラスに出てみまーす。

おー

右の赤茶の建物がホテル。最高のビューが約束されています。

部屋のベランダからの眺め。絶景!って言葉はここで使おう。この風景に夜も朝も浸りたくてこのホテルを選んだ。

夜は空と地の境がなくなり、星たちが地上に降りてきた。
ピカッと閃光が走り、バレー全体が明るくなる瞬間が何度かあり、神秘的な情景にゾクゾクした。

星空は上手く撮れなかったのだ。

日の出は6時50分頃。6時過ぎに目が覚めてベランダに出る。
神々しさに涙が溢れる。

一般の車がバレードライブに入れるのは8時〜20時。この時間走ってるのはナバホの人たちの車。
半袖で飛び出したけど寒い。でも刻々と変化する色を見続けたくて、ジャケットを取りに部屋に入る時間が惜しくてベランダに張り付いてた。

みんなテラスに出て来たー

刻々と変化する色、雲の形状。なんてドラマチック。

繊細で、ダイナミックで、この上なく美しい色に出会えたことに感謝。

そして朝ごはんはこの風景と一緒!

簡単な朝食だけど、嬉しさ最高。みんな楽しそうに風景を堪能してた。聞こえるのはフランス語とイタリア語が多かったかな。

何かスーッと降りて来た。

ミトン、おはようー

Valley Drive

朝食を食べ終わって、17マイルのループ状の道「バレードライブ」へ。

昨日の夕方少し走ったけど、今日は17マイル全部走るよー

所々ゴツゴツした箇所があるダートロード。セダンも結構走ってたけど、ハイクリアランスだとより安心。

爽快!!!

昨日馬に乗ったランチがある"Three Sisters"の3本岩が見えてきたー

ワイワイ手軽に楽しめるツアーもあります。

自分の車でバレードライブを走るのは自己責任で。

エアサスペンションのおかげで、ダートロードもスムーズでした。

導管、維管束…

この先一般車両は進入禁止。昨日は馬でこの先の Dune へ行ったのだ。

スモーキー緑 x 赤茶、綺麗ね。

ひとりで健気に踏ん張ってた。
見事な茶色のグラデーション。

途中、ナバホ族のオジさんが作るアクセサリーのお店に寄る。
バレードライブ内には露店がいくつか点在しているのですが、ここは置いてあるものに統一感があって良かった。
「自分で作ったものが大半だけど、姪が作ったのもあるんだよ。」と。シルバーを使ったものは丁寧にガラスケースに収められていたり、並べ方もとてもキレイで、作ったものに対する愛情が伝わってきました。

姪御さんの作ったドリームキャッチャーの羽の色合いにセンスの良さを感じた。「うん、彼女は作るのがすごく好きでね、ひとつひとつ羽とビーズの色を考えながら楽しんでるよ。」

カワイイ馬のピアス。
ものを買う時、私は「この人から買いたい」かどうかを重要視してて。最終引き渡し段階での体験がそのままその商品に乗っかってくるから。クチュールメゾンだろうが、露店だろうがそこに引っ掛かりがあるといただかない。

ビジターセンターから離れたこの辺は電波が不安定なのでキャッシュが必要。「管轄に言うとなんとかしてくれるんだけどね。いちいち面倒でねー」とオジさん。

オジさん手描きの馬と酋長も愛らしい!とても暖かなものが伝わってきて、つい話し込んでしまったお店でした。カワイイをありがとう。

以前来た時はバレードライブ内にもっと露店があって、アクセサリーではなく「ジュエリー」にカテゴライズされるものが多く見られた気がする。色々と変わるよね。

ん?雲行きが怪しくなってきた。

泣きそうなグレーの空。薄いベールがかかって優しく美しい。

ダメって言われると行きたくなるぅー

細胞。

おっ、晴れてきた。パキッとしたコントラストもまた麗し。雲や風の気まぐれで、季節や時間によって、岩は様々な表情を魅せてくれる。

ずーっと見ていられるね。

ナバホの旗。

なんかね、切り株のような形状の巨岩を見てると、巨大樹が石化した、と考える方が「感覚的に」しっくりくる。正しいとか間違ってるとかの判断は関係なく、私は「自分の世界の見方」を愉しみたい。
(記事「間人(たいざ )で石化について考える / 海の京都② 兵庫 12/47」)

石化に興味を持ったのは、半村良さんの『石の血脈がきっかけだったと思う1971年に刊行されたこの本を読んだのは10代後半。クロノスの壺に巨石信仰、不老不死…と大好き要素たっぷりなんですが、刺さったのは物語として云々、ではなく伝説や神話、そして建築に対する視点。

読み返す度に「ああ、このことかー」と「解る」部分が増えるのが面白い。

お土産屋さんの窓辺ではみんな楽しそうに踊ってた。

バレードライブと反対の駐車場側にもちゃんとイスが用意されてて嬉しい。

ということで、The View Hotelから堪能したモニュメントバレーでした。

続く。 



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