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優しいこころ

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人の心のやさしさ、いたわり、悲しみなどなどをテーマに詩を書いてみました。どうぞ心の薬にしてください
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2022年5月の記事一覧

「着飾るくらやみ」

「おかげさま」 母さんの好きな言葉 「わたしはいいから」 母さんの口癖 「ありがとう」 何…

立山 剣
2年前
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「ひだまりの匂い」詩

お庭で テントウ虫 みつけたよ 昔と同じ 7つ星 母さんと いっしょに  星の数を 数えたよ…

立山 剣
2年前
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「海の声をきく」詩

カモメが 飛び交う 春の 湘南の浜辺 膝を 抱えて 見つめる 蒼い水平線 耳をすませば 海の…

立山 剣
2年前
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「真珠色の息」詩

朝霧に 身をつつむ川 冷気を裂く カモの鳴き声 川辺を ジョグする人の 真珠色の 息 部屋…

立山 剣
2年前
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「ランドセルが 歩いてる」詩

勇ちゃんは、三人兄弟の 末っ子だ とても 優しい 心の子で おばあちゃん子  幼稚園の 入…

立山 剣
2年前
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「お姫様になったよ」詩

秋の お宮参りの 七五三 桜色の 被布(ひふ)姿は 小さな きめこみ人形のよう 鏡に映る …

立山 剣
2年前
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「アリさんの近道」詩

三人仲良く 日向ぼっこ ひとりが ホワリとあくびする 残る二人も 目をこする 隠れん坊して 遊ぶ 鬼は お姉ちゃん 「もうイイかぁい」 「まァーだだよーお」 お寺の 竹やぶに 隠れても すぐに 居場所を 見つけられ 半べそ顔する 末っ子坊や お地蔵様は 優しい顔で 三人の 幸せ顔 みつめてる  砂山をつくり トンネル掘って 「アリさん 近道 こっちだよぉ。 ブウブウ 通るよ 危ないよ」 春陽は みんなを フワリと包み 頬を ほうづき色にする #詩 #言葉 #かく

「虹色のシャボン玉」詩

彩ちゃんの頬は いつも ひなた色に 光ってる ほお擦りすると お日様の匂い。 クスクス笑い…

立山 剣
2年前
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「小さな想い出」詩

風のわたる 原っぱで いつも 一人で 遊んでた。 チキチキバッタの 飛ぶ音や 小川の 仲良…

立山 剣
2年前
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「小言は胡弓の音(ね)」詩

母さんの小言は 秋の長雨のよう 心のガラス窓を 濡らし続けて 終わることがない。 「ちゃん…

立山 剣
2年前
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「テントウムシ色のこころ」詩

屋根を打つ 雨音は 昔話を 語ってくれる 祖母の 声のよう。 低く 小さく 耳に届き 終わる…

立山 剣
2年前
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