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1年生のトラブル対応

男子トイレでトラブルがあり。

その場を目撃したという児童が一人だけいて、隣のクラスの男児〇〇くんが疑わしいことがわかりました。

担任のA先生が尋ねたが、「やってないって強く否定するんです」とのこと。

そこで、〇〇くんと目撃した児童の二人を呼んで、A先生と一緒に話を聞きました。


<中略>


・・・というわけで、最終的に〇〇くんは自分がやったことを認めてくれました。

わたしは、「〇〇くん、本当のことを教えてくれて、ありがとう!きみは、正直で、りっぱだね。ありがとう!」と、笑顔でめっちゃ〇〇くんをほめました。

「ところで、〇〇くんはどうして最初、やってないって言ったの?

はい、そこで問題です。〇〇くんが最初から自分がやった、って言ったら、A先生はどうしたでしょう?1番、おこる。2番、ありがとう!と喜ぶ。さあどっち?」

と尋ねたら、〇〇くんはすかさず
「1番」と答えました
(ああ〜、やっぱり、この子は今まで失敗を怒られてきたのかもね・・・)。

「正解は〜、A先生?」と振ると、A先生は「2番です!」と笑顔。

「2番なんだよ、〇〇くん!先生たちは、君たちを助けたいんだよ。失敗したことをすぐに教えてくれたら、嬉しいから、ありがとうって言うよ。だから、次に失敗しちゃったら、すぐに教えて!
それじゃ、練習しておこう。」

といって、ロールプレイ。
〇〇くんがA先生に
「先生、ちょっときて。(こっそり)しっぱいしちゃった」
と言う練習をしました。


* * *

〇〇くんが「うそをついた」ととらえず、失敗を正直に言えなかった、と解釈する。「うそをつくな!」と責めないこと。
そして、最後はロールプレイまでやっておくところがミソですね。

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