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休まずには働けない

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上(ほぼ)毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

(ほぼ)毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:休みが必要 】

タイトルのとおりです。「休みが必要」という、当たり前のことを今日は書きます。

さて、仕事や学校には、必ず休みがあります。

と思われがちですが、実は、休みなんてなくてもいいはずです。実際、休みなく働いたり学校で勉強したりしている人もいます。

近代資本主義が芽生えた18世紀のイギリスなんかでは、劣悪な労働環境で毎日働かされた労働者もたくさんいたので、そういった時代であれば、「毎日働く」をイメージしやすいですが、今の時代だって、毎日休みなく働いている人も大勢います。

日本のリベラルたちは、こういった「毎日働いている人たち」に対しても、休みをとらなければいけないと考えているようですが、僕は、「毎日働いている人たち」は、毎日働いていいと思います。

そもそも、「リベラル」とは、多様性を認めることです。ひとりひとりが、個人として尊重されることこそ、「リベラル」の本質です。

平等な「ヒト」として、尊重される。それこそ、近代が実現した理想郷で、その理想郷を守りたいと思う価値観が「リベラル」なのです。

だったら、「毎日働きたい」と思う人がいたとしたら、その人の願いは叶えてあげなければなりません。働きたいかどうかを区別せず、国民全員に「休みをとりなさい」という網をかけるような法律なんてイラナイと思います。

とはいえ、みんながみんな、休まず働けるわけじゃありません。

現代社会では、パソコンやスマホなどを使って仕事することが多いですが、そういった作業は、人間の身体の構造に全くマッチしておらず、僕を含め多くの人が首や肩が凝ってしまいます。

首や肩のコリを抱えたまま仕事を続けることなんてできません。首や肩のコリを解消し、より一層仕事に邁進してもらうためには、ゆっくりと休養をとる必要があります。

結局、休んだほうが、生産性は向上するのです。

休まず仕事を続けられる人って少数派で、ほとんどの人類は、休んだほうが生産性が向上します。特に僕はそうです。

土日も休まず仕事するよりは、土日にきちんと休んでまた翌週から仕事したほうが、労働時間は減りますが、最終的な仕事量は増えます。

だから、休まなきゃダメなんです。

こう考えると、休みにきちんと疲れをとることができないのは、ダメなビジネスマンです。

当たり前のことですが、会社は、利益を出すために存在します。会社に勤務するということは、会社に利益をもたらすために働くということです。

日本では、終身雇用制度によって、この点が隠蔽されがちですが、会社が利益を追求していることについては、諸外国と違いはありません。

(終身雇用制度のもと利益を追求しなきゃいけないので、日本企業はほんとうに無理ゲーを強いられていると思います笑)

会社視点から見れば、法律上、従業員に休みをとらせる必要があるので休ませているのもありますが、きちんと休んで疲労を回復してくれたほうが、結局は会社の利益が増えるとも会社は考えています。

休まず働かせて従業員が疲弊するよりも、きちんと休んで休みを解消してほしいと思うほうが、会社としては合理的です。

そうすると、休みの使い方が上手い(休みに疲労を回復できる)ビジネスマンが評価され、生き残っていくはずです。

繰り返しになりますが、休まず働けるのなら、休まず働くことを他の誰かが否定してはいけません。というか、休まず働いて大量の労働時間を確保することが、その人にとっての生き残り戦略となっていることもあるわけですから、その生き方を否定するなんて、ぜったいにあってはなりません。

長時間労働の結果、その人が精神疾患を発症することもあるでしょうが、大人なんだから、自分でブレーキをかけなきゃいけないと僕は思います。

僕も、長時間労働によってうつ病を発症したクチですが、自分の適正な労働時間を誰かに教えてもらわないけないなんて、それは大人じゃありません。

自分ひとりでは気づけないなら、気づかせてくれる誰かを自分で見つけなきゃいけません。

自分一人で立ち向かうには、現代社会はあまりにも厳しいからこそ、頼れる誰かや相談できる誰かを見つけなきゃいけないのです。

現代社会は、「自分一人で生きていかなきゃいけない」のではありません。「仲間と一緒に乗り越える」時代です。しかし、「仲間」が空から降ってくることはありません。

ちょっと話がそれましたが、休まずには働けないからこそ、きちんと休んで疲労を回復し、会社の利益に貢献しなければならなくて、その意味で、「休みが必要」なのです。

この考えは、休日すらも会社の利益に献上しているので、「社畜」そのもかもしれません。

しかし、より会社の利益に貢献できる人が生き残れるのに決まっているので、残酷ですが、会社の利益のために、きちんと休める「社畜」のほうが、評価は高くなってしまいます。

お金持ちに生まれない限り、働かずに生活費を工面することはできず、なおかつ、「働く」は会社の利益に貢献する営みなので、より会社の利益に貢献できる「社畜」が生き残ってしまうという残酷なルールで、この世界は回っています。

もっと残酷なことを言えば、現代社会では、仕事で成果を認められることを「生きがい」にするのが手っ取り早いので、結局、「社畜」としての生き方は、「生きがい」すらもたらしてくれています。

庶民として生まれた僕らは、お金持ちに生まれなかったことを恨みながら、「社畜」として生きるしかないのかもしれません。というよりは、こういった「社畜」としての生き方が、手っ取り早くてラクなのは間違いないと思います。

ただ、幸運なことに、お金持ちに生まれた人たちも、「生きがい」を求めて「社畜」の生き方に身を投じることも結構あるので、現代社会では「人類みな社畜」なのかもしれません笑

それではまた明日!・・・↓

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