人口ピラミッドから、将来の働き方を考えてみる。

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:人口動態 】

未来のことを予測するのは非常に難しいのは、僕が言うまでもありません。

2020年に未知のウイルスで全世界が大混乱に陥ることを、2019年までに予測できた人は、まずいないでしょう。

手当り次第に将来のことを予測しまくっている占い師の中には、数撃ちゃ当たるで、未知のウイルスのパンデミックを予測できた人もいるでしょうが、それを「予測が当たった」と囃し立てるのは少し違うと思います。

さて、こんな感じで、未来の予測は難しいわけですが、人口動態の予測は、結構当たります。

例えば、これから1年の間に、ある世代だけ一気に人口が減少することは、まずありません。

スペイン風邪の時は、平均寿命が目に見えて下がったようですが、新型コロナは、むしろ、平均寿命が上がっています。

年寄りがコロナによって死ななくなり、それと同時に、新生児の数が減って新生児の死者数も減ったからです。

その結果、新型コロナは、平均寿命を伸ばす役割を果たしたことになりました。

結局、現代は、未知のウイルスによる感染症でさえ、人口ピラミッドに大きな変動を生じさせることはできません。

仮に世界大戦が勃発しても、第二次世界大戦のように、国民が戦争に総動員された総力戦になるかというと、かなりアヤシイです。

おそらく、局地的な攻撃が集中し、国家機能がより早く停止に追い込まれたほうが負けることになると思います。

第二次世界大戦でさえ、日本は、竹やりによるゲリラ戦を回避できていますし。

(沖縄では、「地上戦」という名のゲリラ戦が繰り広げられました。想像したくもないほど悲惨な戦闘が現実に起きました)

もちろん、本土でのゲリラ戦を回避できたとはいえ、若い男性がことごとく徴兵されて命を落としましたし、各都市に対してアメリカが無差別に空爆したことで、多くの非戦闘員が命を落としました。

このような無差別爆撃が、現代の世界大戦において、先進国間で行われる可能性は低いと思います。

そうすると、世界大戦が勃発しても、人口ピラミッドに大きな変動は生じないと考えることができます。

そうすると、結構、人口動態の予測は信頼していいと思います。

だから、この人口動態予測を見ながら、自分の年齢を当てはめつつ、「この頃はこうやって生きるか~」とか考えるのは、それなりに大切な将来設計だと思います。

https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/000871255.pdf

↑の人口動態予測を見ると、2030年から2045年にかけて、かなり急激に人口が減っていて、僕は、ここに着目しました。

どうして、この期間に急激に人口が減るかというと、団塊の世代が寿命を迎える時期だからです。

団塊の世代は、昭和22年~昭和24年生まれを指しますが、例えば、昭和22年生まれ=1947年生まれは、2030年に83歳を迎え、2045年には98歳になります。

昭和24年生まれも、2045年には96歳です。

もちろん、96歳まで生きる団塊の世代もたくさんいらっしゃるでしょうが、さすがに、96歳まで生きるのは少数派です。

したがって、多くの団塊の世代が、90代後半を迎える2045年までに、死にます。

これは、間違いない予測です。

ここにどうして僕が着目するかというと、弁護士としてビジネスチャンスだからです。

今でも、相続の案件は非常に多いですが、団塊の世代が一気に亡くなっていく2030年~2045年は、今とは比べ物にならないくらい相続の案件が増えることが予想されます。

しかも、団塊の世代を相続するのは、団塊ジュニア世代です。

団塊ジュニア世代は就職氷河期に直面していて、その結果、かなりギスギスした青年期を味わっています。

団塊ジュニア世代の少し上の世代は、バブル真っ只中で、本当にキラキラ・ギラギラした時代を生きていて、団塊ジュニア世代もそれを目の当たりにしていましたが、残念ながら、団塊ジュニア世代が社会人になった当時は、バブルが崩壊し、日本が失われた20年に突入していました。

ついちょっと前まで、新卒の就活生にバンバン内定が出ていたのに、団塊ジュニア世代になったら、とたんに企業が採用を渋り始めたんです。

本当に苦しかったと思います。

まあ、団塊ジュニア世代の全員が同じ青春を味わったとは思っていませんが、同じ時代を生きたのは間違いありません。

そして、団塊の世代も団塊ジュニア世代も、人口が多いため、非常に激しい競争にさらされてきました。

こういう時代の生き抜き方は、自分個人が他より抜きん出ることです。したがって、かなり個人主義的な人生観を抱いきやすい時代を生きてきたことになります。

そうすると、親が死んで、残された遺産を分ける際も、譲り合う気持ちを抱きにくいでしょう。個人主義って、つまり、「自分がよければそれでいい」という利己主義でもあります。

団塊の世代って、今では完全な年寄りなんですが、こんな年寄りが、戦争を知らない世代なんですね、今は。

団塊の世代は、戦争を知らず、戦前の「軍国主義」に対する否定を囃し立てる時代を生きてきたので、正直なところ、「バカ」なんです。

よく考えもしないまま、ただただ生きているだけで経済成長の波にのれたわけですから。考えずに横一線で生きることが正解で、その競争の中で、少し仲間を出し抜けば、より一層優位なポジションに行ける。

それが、団塊の世代の価値観で、それを団塊ジュニア世代も受け継いでいます。

こう書いていくと、団塊の世代が亡くなった後に、団塊ジュニア世代で遺産を分けるのって、めちゃくちゃ紛争になりやすそうです。

弁護士としては、ここを取りこぼしちゃダメです。

年齢的にも僕は、2030年に40歳、2045年には55歳です。子どもがいれば、お金が必要な時期です。

相続の案件を普通に処理していれば、それだけでかなりの売上が見込めます。

これに加えて、団塊の世代は、全体の人口がハチャメチャに多いので、横一線の競争から漏れた人たちも結構な数います。

その結果、サラリーマンとして定年を迎えた人たちだけでなく、自分の腕一本で事業を立ち上げ、事業を拡大させた人たちもかなりいます。

そうすると、遺産に法人成りした会社の株が含まれることも想定されます。

その会社が上場していれば、株の価値もわかりやすいですが、上場していない会社もあります。

その場合、どうにかして株の価値を決めなきゃいけなくて、その時に、会計の知識は不可欠です。

僕としては、2030年まで、つまり、40歳までに、公認会計士としてある程度経験を積んで、弁護士の世界に戻ってくるのが合理的な気がします。

そして、その際は、雇われではなく、個人事業主のほうがいいと思います。せっかくのビジネスチャンスなので、利益を独り占めするべきでしょう。

2030年まであと8年です。あんまり時間はないので、もう少し本気で会計の勉強を進めようと思います汗。

それではまた明日!・・・↓

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