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サラリーマンっていちばん「自由」なのでは・・・?

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:サラリーマン 】

サラリーマンって「社畜」のイメージがありますよね。

自由を奪われ、時間を奪われ、その対価として給料をいただく。

それが、サラリーマンの生き方だと一般的に思われている気がします。

しかし、サラリーマンって、そこまで言うほどネガティブなんでしょうか。

僕が言うまでもありませんが、ほとんどの仕事は、自由と時間を犠牲にした対価としてお金をもらいます。

時給の高い・安いはありますが、基本的に、仕事の対価(報酬)は、犠牲にした自由・時間×単価(単位時間あたりの価格)ではじき出されます。

この数式とは違う報酬を得られる(犠牲にした自由と時間を超えて)収入を得られるのは、例えば、ベストセラー作家や歌手、あと、映画制作会社(配給会社?)でしょうか。

こういった、橘玲さんが言うところの「拡張可能な仕事」は、報酬が時間で算定されず、青天井です。

ただ、青天井の報酬が得られるのは、「うまくいった」場合に限られます。

多くの時間とお金を投下した結果、それに見合ったリターン(売上)がなければ、つまり、赤字になれば、その赤字はすべて自分で(自社で)引き受けなければなりません。

赤字を全額引き受ける責任を負うからこそ、リターンすべてを手に入れることができるのです。

自分の自由と時間を離れて収入を得るには、そういったビジネスを最初から目指した上で、「うまくいく」必要があります。

しかし、基本的に「うまくいく」はずがありません。

自由と時間を犠牲にすれば、少なくとも、コンビニバイトやマクドナルドのバイトの給料は得られますが、自由と時間を離れて収入を得ようとした場合、1銭にもならないどころか、赤字で破産を余儀なくされるリスクも背負わなきゃいけません。

そして、大抵の場合、うまくいきません。破産までしなきゃいけないかどうかは、ビジネスの規模によると思いますが、小規模のビジネスなら、預金を減らすだけで終わるかもしれませんし、大規模なら、破産手続きで守ってくれる財産(現金99万円)を除いて、全財産を失いかねません。

サラリーマンなら、そんなリスクを背負う必要はありません。

リスクを背負っているのは、雇い主である会社なり社長です。

自分は、自由と時間を会社に捧げて、その対価として給料を受け取っていれば、それでオーケーです。休みもあります。

残業代を払わなかったり、休日出勤させたり、パワハラする上司がいたら、転職すればいいです。

日本では、正直なところ、転職を繰り返すことそれ自体が労働市場での評価を下げてしまうことがあって、それは非常によくないと思うんですが、しかし、転職する理由をきちんと説明して、転職に成功している人はそれなりにいると思います(何をもって「成功」と呼ぶかは、人それぞれですが)

なお、労働市場が活性化すると、仕事できる人にはいくらでも求人があって、仕事ができない人には求人がないという、「平等」好きな日本人がアレルギーを起こしそうなことが起きますが、日本が今の豊かさを維持するためには、優秀な人たちがより効率よく富を生み出すことが不可欠なので、仕方ないかなと思います。仕事からあぶれてしまった場合は、仕事をせずともプライドを持って生きられるような思想を抱く必要があるでしょう。

ちょっと話がそれましたが、結局、サラリーマンとして雇われていれば、リスクは他人に預けたまま、自由と時間を犠牲にすることで収入を得ることができて、これはめちゃくちゃいい働き方だよね、と僕は思うのです。

自由と時間を犠牲にするとはいえ、労働基準法で、犠牲の上限が定められているので、その上限を超えて働かせてしまうと違法です。

仕事に自由と時間を捧げすぎて、仕事以外の時間が確保できないとすれば、それは、勤め先がおかしいです。僕も、かつて、そんな会社で働いていました(そう感じていました)が、それは自分のせいでもありました。

定時が決まっているのですから、その定時に物理的に帰ってしまえば、それ以上仕事する必要はありません。(物理的に仕事できません)。

定時に帰ってしまって、休日も物理的に出勤しないでおけば、夜と休日は、強制的に休みになります。

ただ、その代わり、勤務時間中はフルパワーで仕事して、その限られた時間で結果を残せばいいのです。

そして、これがたぶん、めちゃくちゃ良い循環なんですよね。

定時で帰る+休日出勤しない

夜と休日で十分に休みがとれるから、勤務時間中はフルパワーで仕事できる+勤務時間中で終わらない仕事は引き受けない+引き受けた仕事はフルパワーで取り組んで結果を残す

結果を残す人材には文句が言えない

堂々と定時出社・定時退勤する+休日出勤しない

結果を残せないと、堂々と定時出社・定時退勤しにくくなりますよね。そして、結果を残せないからこそ、勤務時間でカバーしようとするわけです。僕もそうでした。

でも、それは自分が疲弊するだけです。どれだけ長時間労働しても疲弊しない人は、どれだけでも仕事していいと思いますが、少なくとも僕にはできませんでした。

働ける時間は限られていて、その中で結果を残す必要があります。

ただ、おそらく、「働ける時間は限られている」と自覚していたほうが、↑に書いたような良いループに入れるので、結果を残しやすくなると思います。

そして、サラリーマンだと、リスクを背負わないまま、結果さえ残し続けていれば、給料が途切れることはありません。もちろん、会社が倒産すれば途切れますが、その時はまた別の会社に転職すればいいです。

で、「結果を残す」って、なにか特別なことをする必要はありません。

僕としては、「上司の行動を予測して先回りする」ができれば、最高の「結果を残す」ができると思いますが、上司の行動を予測するなんて、自分は上司本人ではないので、なかなか難しいです。

だから、少なくとも自分が納得できるだけのモノをこしらえる、という感じでしょうか。上司本人が納得できるかどうかは知りませんが、少なくとも、自分は納得できている状態を作り上げるのは必要だと思います。

「納得」のレベルは、経験不足や知識不足のせいで低いかもしれませんが、少しずつレベルアップしていけばいいです。

こういう感じで、サラリーマンは、リスクを雇い主に押し付けて収入を得られるので、結構アリだと思っています。

ここまでが今日の話ですが、ただ、サラリーマンの大きな課題があって、それは退職後です。

日本では、「定年」が根強く残っていて、無理やり老後を迎えさせられます。

サラリーマンとして生き続けた人は、「定年」によって強制的にサラリーマンを終了させられます。

仕事をするなら、自分でリスクを背負って商売するほかない状況に押し込められてしまいます。

何十年もサラリーマンが染み付いた人に、いきなり個人事業主をさせるのはムリな気がしますが、それは、サラリーマン本人が、定年までに各自備えておく事柄なのでしょう。

定年を迎えて、手持ち無沙汰で生きている人たちは、既にたくさんいるわけですから、定年までに、定年後の生き方を自分なりに知識として持っておく必要があります。

シルバーで働いてもいいですし、自分で商売を始めてもいい。

僕は、今サラリーマンとして働いていますが、まあ、このままずっとサラリーマンとして働いてもいいし、求人がなければ個人事業主として働いてもいいなと思っています。

個人事業主はいつでも始められるので、求人があるうちは、サラリーマンとして働こうかなと思います。

リスクを他人に押し付けて収入を得、「自由に」生きられるサラリーマンに魅力を感じるからです。

やっぱり、僕には「サラリーマン」が性に合っているようです。もう少し、サラリーマンを続けようと思います。

それではまた明日!・・・↓

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