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#388 相談料30分5000円は,時間節約・正しい知識・弁護士吟味の費用

どうも,こんにちは。

古田博大(ふるたひろまさ)です。

このブログを初めてご覧になる方は,はじめまして。

いつもご覧くださっている皆様,いつもアクセスありがとうございます。

僕は,1990年生まれで現在30歳。2017年1月から弁護士として働き始め,ちょうど2年半が経過した2019年7月10日にうつ病を発症し,それから今日までずっと休職しています。

うつ病発症からしばらくは,眠ったり食べたりすることもままならず,生きることそのものが苦しい時期が続きましたが,長い時間をかけて少しずつ回復することができました。今は,週2日の休みをはさんで毎日出勤練習(慣らし勤務)を繰り返しながら,復職への準備を進めています。

今年(2020年)の12月1日から,少しずつ業務にも携わるようになりました。具体的には,理論的な調査や簡単な法律相談を担当するようになりました。今のところ,仕事を理由に大きく調子を崩してはいません。

うつ病をきっかけに「自分も何か行動したい!」と思い,2019年12月から,この毎日ブログを始めました。とはいえ,このブログでは,うつ病に関することだけでなく,日々考えたことを自由気ままに書いています。

書きたいことがたくさんあって,文章が長くなってしまうことも多いですが,ブログの負担が大きくなりすぎてうつ病に悪い影響を与えないよう,書き始めてから1時間程度でアップロードすることにしています(#ほぼ毎日時間オーバーしていることはナイショです

「書きたいがたくさんある」と「1時間でアップする」は両立が難しく,そのため,文章がつながっていなかったり,文章自体がわかりにくかったりと,弊害も多々あるんですが,どうしても「毎日ブログ」を続けたいので,毎日綱渡り状態ですが,アクセスしてくださる皆様のおかげで,今日までなんとか続けることができています(;^_^A

(ちなみに,「、」ではなく「,」を使っているのは,判決など裁判所の公式文書は全て「,」が使われていて,僕も仕事上それに合わせているからです。詳しくはこちら

僕のうつ病の経過については↓でまとめています。

それでは,今日も書いてきます!

さて,最近ずっと,とある離婚事件と向き合っています。

正直に言えば,多くの弁護士が,離婚事件1つは抱えていると思います。それくらい,離婚事件は多いです。

相談も多いですし,実際に依頼を受けることも多いです。

離婚は,ご本人にとっては一大事で,そのことは,相談や依頼を受ける弁護士としても重々承知しています。

ただ,多くの弁護士が,少なくとも1つ(多くの場合複数)の離婚事件を抱えているという現実があります。

特に離婚事件を専門にしていなくても,かなりの数の離婚事件に日々直面してしまうのです。

離婚事件が多いという事実は,弁護士ではどうしようもできません。今は,どうやら離婚事件が多いという時代のようで,そのせいで,弁護士にとって離婚事件は,「当たり前」になっています。

そして,離婚事件は,多くの場合,それほど専門でなくても処理できます。「処理」なんて言葉遣いをしてしまってすみません。でも,弁護士にとって「離婚」は,お金を稼ぐための仕事に他なりません。仕事として離婚を「処理」するからこそ,僕らはお金を稼いで生活費を確保することができています。

そして,「仕事」だからこそ,プロとして離婚事件に携わることができます。依頼者からお金をいただき,その見返りとして仕事を「処理」するからこそ,専門的知識を総動員し,責任をもって事件を「処理」することができるんです。

さてさて。離婚の話に戻ります。

離婚では,色んな点が問題となります。

離婚で問題となりうる点を,すべて網羅的に書いたサイトもあるのでしょうが,それを逐一読んでいったら時間がいくらあっても足りません。

インターネットで調べるのも大切ですが,その時間を節約する目的で,弁護士に相談するのも,とても理にかなっていると思います。

時間は有限ですから,お金で時間を節約できるなら,節約したほうがいい場合も多いはずです。

弁護士に相談される場合は,何を聞きたいのか,自分の中で整理されるとよいでしょう。そのほうが,相談を受ける弁護士としても,非常に助かります。

先ほど,「すべて網羅的に書いたサイトを読んでいたら時間がいくらあっても足りない」と書きましたが,本当にそのとおりで,離婚の場合,

・離婚するかどうか

・離婚後の親権者をどちらにするか

・養育費をいくらにするか

・面会交流をどうするか

・財産分与をどうするか

・慰謝料は払うのか

・年金分割はどうするか

・・・と,考えることがたくさんあります。

しかも,↑の項目の中でも,いろいろと考えなきゃいけないことがあります。例えば,「離婚するかどうか」も,離婚が合意できている場合もあれば,離婚が合意できていない(相手から離婚を拒否されている)という場合分けができます。

離婚が合意できている場合は,どんな理由で離婚がスムーズに進んでいないかが重要ですが,離婚が合意できていない場合は,離婚できるかどうかが大問題です。

で,この「離婚できるかどうか」も,民法に書かれた「離婚原因」があるかどうかで変わってきます。

で,離婚原因(例えば,不倫)があったとしても,それで離婚ができるわけではなくって,離婚原因を自分で作り出した側(つまり,不倫した夫または妻)からの離婚請求は原則として認められません。

そして,「原則として認められない」なので,「例外的に認められる」こともあるわけで,そうすると,「例外」かどうかを判断することも必要になってきます。

「離婚するかどうか」で,こんなにも考えなきゃいけないことが多いです(でも,多くの弁護士にとって,こういった知識は「標準搭載」です。この程度の知識が「標準」なので,特に専門でなくても,離婚事件を淡々と処理できるんです)。

自分の離婚問題が,いったいどこで引っかかっているのかを確かめ,なおかつ,じゃあ,その引っかかりをどうやって是正できるのか,ということまできちんと理解するのは,ネットサーフィンだけだとかなり大変です。

めちゃくちゃに時間がかかると思います。

時間がかかっても,正しい理解に到達すればまだいいんですが,間違った理解に到達してしまうのは,非常によくないです。

自分が時間をかけて調査した結果が,法的に間違っていた場合,そのショックは結構大きいはずです。

この「ショック」のせいで,正しい法的知識を弁護士から教えられているのに,それを受け付けなくなってしまう可能性があります。その場合,「ショック」という精神的な不利益を被るだけでなく,「正しい知識を得られない」という現実的な不利益も被ってしまいます。

こいった不利益を回避すると同時に,ネットサーフィンの時間を節約することができるのなら,弁護士に相談料を支払うのも(多くの場合30分あたり5000円+消費税),そんなに高い買い物じゃないと思います。

弁護士に相談して節約できた時間は,仕事に充て,そのぶんたくさん給料をもらえばいいです。ネットサーフィンであれこれ悩まずにも済みますから,メンタル的にも安定し,よりよい仕事ができるでしょう。

こういった損得計算は,めちゃくちゃに大事だと思います。目先の30分5000円を回避したいばっかりに,かけがえのない人生の時間を失ったり,良い仕事をして給料をもらうチャンスを逃したりしているのです。

弁護士に相談して,30分なり1時間なりで糸口が見えるのであれば(僕ら弁護士は,1時間相談に乗れば,少なくとも糸口くらいは示すことができますし,そうでなければ,「法的にはどうしようもない」と現実を突きつけます),それは,大きな時間の節約+メンタルの安定に役立ちます。

「弁護士に30分5000円で相談するのは,結局安上がり」という気持ちで,気軽に相談してほしいなと思います。

ただ,弁護士も,「ウマが合う・合わない」があるので,ウマが合わない弁護士に当たったら,「5000円でウマが合わない弁護士を知れた」と思って,勉強代として支払ってください。

弁護士との関係も人間関係ですから,性に合う・合わないは必ず出てきます。

話し方が気に食わなかったりするのは,弁護士が良い・悪いとか,自分が良い・悪いとかの問題ではなくって,相性の問題です。

弁護士が報告もせず,事件処理を放置していたら,そりゃ弁護士が「悪い」ですが,コミュニケーションのウマが合う・合わないは,必ずあります。

弁護士に相談する際は,この弁護士とウマが合うかどうかを必ず確認してください。

「○○さんの紹介だから」とか関係なく,自分の事件を依頼する価値があるかどうか,厳しい目でチェックしてください。

大丈夫です。弁護士は,日本中にたくさんいますから(笑)。目の前の弁護士にこだわる必要はありません。

「30分5000円は,弁護士との相性チェック費用」と思って,気軽に相談されてください。

先ほど書きましたが,無料のインターネット情報を頼って時間を浪費したり,間違った知識をインプットしてしまうよりも,さっさと30分5000円を支払いましょう。

時間を節約しながら正しい知識をインプットしつつ,相談相手の弁護士に依頼するだけの価値があるかどうか,厳しくチェックしましょう。

こんな風に,気軽に弁護士に相談していいんです。弁護士側も,相談は,その先の「依頼」につながるチャンスですから,とても熱心に相談に応じます。

あらゆる「依頼」も,相談から始まります。だから,相談をおろそかにする弁護士は1人もいません。

そして,依頼に至らず,相談だけで終わったとしても,それで弁護士がイヤな顔をするはずもありません。

相談だけで済むのであれば,そのほうがいいと,弁護士も思っているからです。

依頼せず,30分5000円の相談だけで弁護士を使い倒している人もたくさんいます。

依頼してしまうと,着手金が少なくとも10万円必要になってしまいますが,相談だけであれば,1時間相談しても1万円です。

さ,気軽に相談してみましょう。きっと,いいこと聞けますよ。

【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら

まだまだ僕のうつ病は治っていないので,毎日うつ病の経過を記録しています。

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症(2019年7月10日~):533日(1年5か月と14日)

・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):454日(1年2か月と27日)

・午前中の散歩(2019年11月7日~):413日(1年と1か月と17日)

・毎日ブログ(2019年12月3日~):387日(1年と21日)

・出勤練習(2020年3月30日~):269日(8か月と24日)

今日で,出勤練習を始めて8か月と24日です。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,約8か月間出勤練習を積み重ねてきました。

そして,今年(2020年)の12月1日から少しずつ業務に携わるようになりました。

具体的には,理論上の問題を調査したり,簡単な法律相談を担当したりするようになりました。

裁判所への出頭はまだですが,これから少しずつ,やっていけたらいいなと思います。

今日は出勤しました。午前9時~午後6時まで滞在予定です。

今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),午前0時4分~朝7時47分までの睡眠が記録されています。一昨日の晩とは異なり,昨晩はすぐに寝つけました。朝は,アラームが鳴る前に目が覚めましたが,熟睡感はありました。睡眠時間は8時間に届いておらず若干短めで,SleepCycle独自の睡眠品質も76%/100%と低めですが,それほど悪い睡眠だったとは思っていません。

(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

就寝が遅いのが,やっぱりよくないですね。

僕の場合,早めにお風呂に入るのが早めの就寝には不可欠なのですが,それがわかっていながら,時折お風呂に入るのが遅くなってしまいます。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!・・・↓

昨日のブログ↓

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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。

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